舞台はテレビ局。旬を過ぎたうえに社内不倫の“前科"で腫れ物扱いの四十代独身女性アナウンサー(「資料室の幽霊」)、娘とは冷戦状態、同期の早期退職に悩む五十代の報道デスク(「泥舟のモラトリアム」)、好きになった人がゲイで望みゼロなのに同居している二十代タイムキーパー(「嵐のランデブー」)、向上心ゼロ、非正規の現状にぬるく絶望している三十代AD(「眠れぬ夜のあなた」)……。それぞれの世代に、それぞれの悩みや壁がある。
私は本には、楽しさとか興味深い、とかを求めるので、
不倫だとか殺人とかが出てくるものは
わりと避けがち。
わぁー…不倫して女子だけ異動かよ…って
どことなく「何で手に取ったんだ…」と
思わなくはない出だし。
読み始めたら止まらなくなって、
読了しました。
次回手に取るかはわかないけれど。
つらかったら頑張らなくてもいい。
でも、つらくったって頑張ってみてもいい。
そう思わせてくれるのはいい。
いずれにしても、続いていく人生は、自分のものなのだから。
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