「減量が苦しい!」って、
私の如きオッサンボクサーが減量苦を口にすると、「そんなこと当たり前だ!」とプロの皆さんやライバルオッサンボクサーから一喝されること必至です。
でも、よくよく考えてみますとね、プロの方々は夢や希望、野心を抱き、その熱き拳で身を立てるために減量と戦うわけですね。
ところがですよ。
我々、オッサンボクサーは限られたお小遣いの中でジム代を賄い、OFBに登録料やチケット代、傷害保険代金を振り込み、数万円の身銭を切って「減量」と戦っているわけですね。
これ、好きじゃないとできないですよ。
あとは、引っ込みがつかないんで、もう意地になってる状態とかしかないんですね。私はそれかな~。
よく「若いうちの苦労は買ってでも・・・」などと知ったようにいう方がいらっしゃいますね。
でも私、もう若くないし、特段、苦労なるものを買ってでも出る必要は全くないのですよこれ。
お金払ってまで空腹を我慢して、殴られて痛い思いをする必要はないのですよ、やっぱり。
そう、プロと違って職業じゃないんだもの。
何でこんなことしてるんだろう?
好きだから?
そう、そんな自分が好きだからかも。
昔、そんな曲を作ったこともありましたわ。
でさ、プロは朝五時半に起きてロードワークに出かけるのでしょうが、私も同じ時刻に起きて2時間かけて都内まで通勤してるしな~。
とかとか愚痴りながら、度重なる接待を乗り越えて、今回は65.5キロを一ヶ月かけて62キロにしたわけです
。
体重にして僅か3.5キロと大したことないんですが、
でも、率にして5パーセントなんですね。消費税5パーセントって結構重いじゃない?
今回はラスト1キロが苦しかったですわ。
何が苦しいかって
それは年齢による基礎代謝低下ってあるんだよね。多分。
だって、丸めたら51歳だもの。動いてもなかなか落ちないんですよ。
基礎代謝って、何もせずじっとしていても、生命活動を維持するために生体で自動的に(生理的に)行われている活動で必要なエネルギーのことで、
相当するエネルギー量(熱量)は、成長期が終了して代謝が安定した一般成人で、一日に女性で約1,200、男性で約1,500キロカロリー(kcal)とされているらしいんだよね。
消費量は骨格筋、肝臓、脳が半分以上を占めるらしいんだけど、これが加齢と共に低下して、体重落ちにくくなってくるわけです。
50歳、65キロだと一日1400kcalらしいよ。モツ焼きや、レバ刺し食えねえ~よ。
振り返ると、
試合まえ二週間は
ジムで勧められた、一日に2000kcalまで吸収しない、ストロングブロックを摂取して、実質かなりなマイナスカロリー摂取状態。
最後の一週間はもう会社を休んで、毎日数回体重計に乗りながら、グラム単位で食物を口にいれる始末。
腹減ると動けなくなるし、仕事すると腹減るから、もう会社はお休みするしかないわけです。
ここまでの教訓
■ そんなことブログに書くようだから負ける。
■ リングに上がるのにプロアマは関係なし
■ リングに上がるのに年齢は関係なし
■ 負けたらなんにもならない
次号に続く