クラブボクシング@ゴールドジム湘南神奈川

普通、湘南辻堂といえばサーフィンなのにボクシングでひたすら汗を流すオッさん達のうだうだ話!

シリーズ〜犬とジョビの1週間 Vol.1〜

2017年05月26日 | 日記
こんなこと書くと朴さんに怒られちゃいそうだけど、小学生の頃に1週間だけ秘密で犬を飼ったことがあります。
季節は覚えてないけど、秋だったような気がします。


捨て犬でした。


私の家の前に住宅予定地のかなり広い原っぱがありました。
小学生の頃の感覚ですが、相当広かったと思います。
サッカーコートくらいかな。


いつもそこで友達のマクロンと野球をして遊んでました。

私が投手でマクロンが打者。

私が桑田のようなフォームで投球モーションに入ったその時、打者のマクロンが打席を外しました。


その華麗なフォームを無理矢理制止され、当然怒る私。
「おい、なんだよ。」

マクロンは、バットで私の背後を指しました。その様は、まるで予告ホームラン。いや、位置的に予告センター前ヒット。

「ジョビちゃん、あれ見ろよ!」


マクロンがそう言うので、振り返って、バットの指すセンター方向を見ました。


何かがポツンといる。
毛むくじゃらだ。
かなり小型だけど、絶対に生き物だ。
新種の生物発見か!
その期待からか、私の鼓動の譜面は四分音符、八分音符、遂には十六分音符を描き、それに合わせて心が踊り出し、何も言わずにその毛むくじゃら生物の元へ走りました。


毛むくじゃら生物は、ブルブルと何かに怯えるように震えていました。
その震えている様が、少しみすぼらしくもありましたが、でも何やらカワイイ。
やがて、無言で走り出した私にマクロンが追いつきました。

「捨て犬かな?」

マクロンのその言葉で、初めてその毛むくじゃら生物が犬であることを認識しました。

「あぁ、犬か。でもカワイイなぁ。」

「うん、これはカワイイなぁ。何か震えてるね。」


その時、かすかに犬が吠えました。

しかし、その吠えた声もまた震えていて、声になっていないのです。


すんません、思ったより長くなりそうなんで、シリーズ物にします。


いつかにつづく。

春を喪くす

2017年05月26日 | ちっちゃいおっさん
4月22日に15年一緒に暮らした愛犬を亡くしました。

あれから一ヶ月、哀しみは去ってくれずに深まるばかりです。

よくペットロスといいますが、ロスとはいなくなって寂しいという感情ではないのだということに気づきました。

ロスとは、逢いたくて逢いたくて逢いたくて、もう一度だけでもいいから逢いたくて、でも絶対に叶わない、深い哀しみと後悔、慟哭のことなんだなと。そして祈りなのだなと。


愛する者に代わりはいないのだと。

生きてる者は頑張らなきゃね。