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農業の未来

2009-09-10 | 社会
自民党の石破氏が農水大臣になった時、これで日本の農業も変わるのではないかと期待していたのですが、党内からの反発にあって農政改革も不発に終わってしまいました。
安部政権からの流れを見ていると、総論賛成各論反対で現状を維持しようとする党内の動きがあるようで、このあたりが今度の選挙結果に繋がっているのかと思えます。

最近、農業をテーマにした雑誌も発刊されて、農業を職業としたい人も増えてきたようです。
私も以前は農業という職業に憧れを持っていましたが、実際に営農を始める道を探したときに、農業とは新規参入の非常に難しい職業であると気がつきました。
農地法では農地の貸借、売買が農家以外にはほぼできないようになっています。
土地や農業機械や道具類の他に技術経験などストックが重要なため、初期投資は大変大きな金額になってしまいます。
それでも自然の作り出す作物ですから、土地の広さや気象条件を超える収量を上げられる訳ではなく、初期投資を回収できるかどうかが問題になってきます。

農業法人が認められるようになってから地域によっては借入耕地の割合が高まっていて、農地利用にも変化があるようです。
青森県三沢市北部は減反による休耕田の多い地域でしたが、去年から作付面積が増えています。
昨年からの穀物飼料高騰をうけて、休耕田への飼料米作付けを始めたためです。
葦の繁茂した休耕田は元の田に戻すのが大変だったそうですが、畜産飼料を輸入しながらも耕作放棄地が増える矛盾は解消できるでしょう。
出来秋が楽しみです。

直播初導入 飼料米作付け/三沢市(2009/05/23)
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