アイボの修理対応が終了したとのニュースを見た。
機械のペットと生物のペット、
その境界はなんだろう。
命に限りがあるように、
機械には耐用年数がある。
将来ロボットが実用化されたとき、
子育てロボットを相棒として子供は育つのではないかと思う。
もしそうなったらならば、その子育てロボットは
1個人の成長を子供のころから死ぬまで見つめることになる。
親の記憶より、正確な記憶。
劣化することも改変されることもない記憶を持った存在。
いつもそばにいて、いつも自分の味方である存在。
もしその存在を失ったとき、どれほどの悲しみが襲うだろうか。
機械には終わりがあるが、記憶(記録かもしれない)はコピーできるだろう。
気まぐれで安定しない人間の心。
機械生命はいつも安定しており、予想外のことはしない。
どんなわがままも素直に命令通りに動いてくれる。
人と付き合うよりなんて楽なんだろうか。
そんな時代がすぐに来るのだろうか。
それとも、やはり生身の人間とうまくやっていくことこそが
が意味のあることであると再認識するのだろうか。
生命とは何かということが問われる日がやってくるのだろう。