敷居が下がると

時は１９９５年。
ウインドウズが出始めたころ、
皆がウィンドウズを買い、
どちらかというとマイナーな存在だったインターネット、
ＰＣ通信というものが大衆の身近な存在となった。

それまでは一部の人間（おたく？）
のものであったものが、万人に向けて開かれた存在となる。
なんどもそういうことを見てきた気がする。

そのおかげで確かにいいこともあるが悪いこともあるような気がする。
ＡＴ限定免許。運転の未熟な人が増えた気がする。
自分の時にはＭＴしかなかったので山に行って半日坂道発進の練習をした。
クラッチ、およびアクセルワークなんて今やいらない。

先述のインターネット。意味のない個人のサイトの増加。
（あ、このページもそうか。）

そしてマジコン。
いまやＤＳのマジコンが売れに売れているらしい。
（知人の多くはマジコンだ）
おかげでメーカーの売り上げは減り、
相対的に開発費の減少から優良ソフトが減る。

いろいろなものが、マイナー→メジャーになる。
そうすると、当然良い面、悪い面が出てくる。

昔を懐かしむわけではないが、
敷居が下がると質も下がる、ような気がしてならない。
でも、それでいいのかもしれない。

とあるショッピングセンターの駐車場で、
車庫入れでもたもたしている車を待つのはいやだし、
その車が隣の車をこすっているの見た日にはそんなことも
言ってられないが・・・

705SHが妊娠・・・

まだソフトバンクがボーダフォンだったころ・・・
薄型携帯を買ったのだが、
知らない間にバッテリーパックがだんだん大きくなり、
果ては電池蓋が閉まらなくなってしまった。

そこでソフトバンクへ。
「交換します」とのことでした。
結局、電池の特性上使い方によって（電池に負担をかけると）は
膨らむことがあるとのことだった。

ネットでいろいろと調べたら、
同じような症状になっている人は多いようだ。

メーカーは数が増えてきたので、
無償交換に応じるようである。

交換してもどうせまた膨らむのだろう。
そうこうしているうちに交換時期がきて、
大概の人は機種変してしまうのだろう。

機械が複雑になると、
使うほうにも複雑な操作が要求されて、
なんだかだんだんしんどくなってゆくなぁ。

ポイント交換

クレジットカードの
ポイントがたまっている。

ポイントを何かに交換しようかと、
カード会社のサイトを見てみるが、
さしてほしいものも無い。

結局「こしひかり５ｋｇ」になってしまった。
なんだか、最近ほしいものがどんどん主婦のようになっている。

しかしその後、無洗米のタイプを見つけて
少しへこんだ。

来るべき冬はどう考えても、無洗米だろっ！
ますます主婦みたいだ・・・。

小銭が出せない

毎朝、コンビニでコーヒーを買うのだが、
以前はＥＤＹを使用して買っていたため、
この一年くらいはずーっと
「小銭を出す」という作業をしていなかった。

小さな買い物→ＥＤＹで買う。
大きな買い物→クレジットカードで買う。

そうしているうちに手先の感覚が
鈍くなったようで、小銭を財布から出すときに
間違ったりする。

毎日使わないと、人間の能力って
すぐに退化してしまうものだな。

最近、自分の手で字を書いたり、
小銭を数えたり、箸をうまく使ったり、
そういうことが減っている気がする。

なんだか、機械が進歩した変わりに
自分は退化していっているのかもしれない。

せいぜい面倒でも自分のトレーニングになることは
自分でするかな・・・

バックアップ依存

パソコンはいつクラッシュするかわからない。
知っているようで、本当の意味で理解している人は少ない。
何を隠そう、自分もその一人だった。
まさか、瞬時にデータが消えるとは思いもしなかった。
幸いＣＤ－Ｒに一年に一回という長期スパンではあるが
バックアップを取っていたため年始までのデータは保持できていた。

かつてまだ自作ＰＣだったころはＤＶＤも無く、
せっせとＣＤ－Ｒに焼いたものだ。
そのころはデジカメのデータもまだまだ容量が少なく、
一年でもＣＤ－Ｒ一枚分くらいだった。

しかし今はデータが増え続けている。

そこで、家庭内ネットワークにＬＡＮ接続ＨＤＤを設置して、
そこにバックアップをすることにした。

かつての自作パソコンの遺産のＨＤＤを使用し、
それを組み込んだ。

せっせとバックアップをする。

記憶容量を２倍も持っておかなければならないのは
無駄なことだ。でも、デジカメのデータは絶対にもう２度と同じものは
とることは出来ないし、それだけの価値がある気がする。

最近はシリコンディスクも大容量化が進んでいるので、
いつかはきわめて信頼性の高いディスクが出てくるだろう。
そのときまではひたすらにデータを２重化してせいぜいデータを守るとしよう。

先に進むという構造

２次元に存在するものには
３次元の物体の全体像は理解できず、
輪切りにしたような形でしか認知することはできない。
つまり、たとえるならテレビなどの画像では、
３次元的な形は完全には伝えることはできないのだ。

同様に自分より高次なものは断片的にしか理解することは出来ないのだと思う。
３次元を２次元で表現する場合、
図面のようにいろんな方向から見た図が利用される。

自分より高次なものはその存在を信じるということでしか
理解ができないのかもしれない。

その道、その人、その教えを信じて進む先に、
その道が真実であったか、そうでなかったかがわかる気がする。

遠くから見れば、
その建物が張りぼてなのか、本当の建築物なのかはわからない。
近づいたとき、真実が見える。

そんな気がする。

信じて進む、そのことが出来るかで、
その先に進めるのかができるような気がする。

ただそれが正しかったのかどうかは、
後にならないとわからない。

真夜中の訪問者

静まり返ったアパートに響く、呼び出し音。
「ピンポーン、ピンポーン・・」
呼び出しの画面に切り替わったインターホンは
リビングを明るく照らす。

誰なんだよ、こんな時間に・・・って、
今何時だよ・・・朝４時！
なんだなんだ、インターホンの誤動作か、
はたまた酔っ払いか、不審者か。

対応するのめんどくさいなぁ・・・眠いし。
無視して寝てしまおう。

「・・・ピンポーン、ピンポーン・・」

！

２回目か。そうなると、誤動作の線は薄いな。
作為的に誰かが押しているに違いない。
誰なんだろう・・・？

知り合いが、助けを求めている？
電話すれば済む話だし・・・。
酔っ払いか？しかし、足音はしないし、
人の気配はない。
いたずらか？
いたずらにしては心当たりもないし、
真夜中のピンポンダッシュなんて話聞いたこともない。

しかし、２回目が押されたということは、
何かしらの作為的なものを感じる！

誰なんだ！

眠い体を引きずって、
インターホンの親機の前に立つ。
画面に映し出されていたのは・・・！


・

・・

・・・？

誰もいない。

・・・・・なんだったんだろう？
明日の朝、確認するか。
とりあえず電源切っておこう。


次の日の朝、確認したら、
接触不良だったようである。
なんだかなぁ。まだ買って２年目なのになぁ。

というわけで、今日は眠い。

メモリUP

ノートパソコンの立ち上がりが遅いので、
メモリを追加した。

メモリは１２８Ｍ。
これで２５６＋１２８で最大メモリ搭載となった。
しかしパソコンのＣＰＵが遅いので、
あんまりはっきりはわからない。

ウイルスバスター関係で
かなりメモリを消費するらしいので
ちょっとでも歯止めがかかればなぁ。

”パスワードが違います”

久しぶりに入ろうとしたサイト。

ユーザーＩＤおよびパスワード画面で
何度も入力するも「パスワードが違います」のメッセージ。

もう覚えてないよ。
どのサイトもとにかくログイン、ログイン。

セキュリティ面から考えて、いろいろなサイトで
パスワードを使いまわすことはよくない・・・
パスワードは定期的に変更しましょう・・・

かくして、思いつくありったけのユーザー名と、
パスワードを入力してゆく。

ファミコン版ＤＱ（しかもⅠ、Ⅱ）で
復活の呪文を間違えたくらい脱力。

なんというか、なんとかならないものか・・

自分に教わる

過去の日記を振り返ってみた。
内容は相変わらず。
読み進めていくうちに、
自分も書いて忘れていることが
多くあったりして、昔の自分に今の自分が教わることもあった。

そうして考えると、
たいして日々進歩はしてないのだろうな。

人の成長はらせん状だという。
一直線ではなく、
下がるように見えて上がる、
そのまま行くかのようで最短距離は進めない。

螺旋階段をのぼっているのかどうか。
それは将来の自分が知っているのかもしれない。