曇り空で気温も低い、いよいよ冬もすぐそこまで来ていると感じられる日になりました。そんなすっきりしない寒い日も、あることには絶好の○○日和です。○○はなんだとお思いですか?答えは…そうです、焼きいもです!今日はおいも掘りでみんなで掘ったおいもを、園庭にかまどを作って、みんなで焼きいもにして食べました。
自分たちでアルミホイルに包んだおいもを、おき火になった薪の上にそれぞれ順番に入れ、藁のお布団をかけて待つこと約20分、筑西市音楽祭に向けてみんなでお歌を歌っている間にちょど良く焼き上がったようです。音楽を聴かせる野菜の栽培やお酒の醸造などが各地で為されるようになりましたが、みんなの素敵な歌声で焼きいもさんも益々美味しくなったかもしれませんねー。
「まちきれなーい」「はやくたべたーい」の声も聞こえてきました。それではお待たせしました。いただきましょう。テラスに腰を下ろし、みんなであつあつほかほかのおいもをかじりながら「うわー!」「おいしいー!」と喜びの声を上げている様子を見ていると、やって良かったなあ、とこちらも嬉しい気持ちになりました。
昨年の3.11の原発事故の影響で、この地域の線量は極めて低いものの、放射能汚染の心配から、昨年はおいも掘りは実施しても、食べるどうかのご判断はそれぞれのご家庭にお任せしていました。そんな事情で昨年はお休みをした園での焼きいもでしたが、お母さま方からの要望もあり、また放射性物質検査の結果不検出でもあったことから、2年ぶりの焼きいもパーティーの開催となりました。
最後にみんなにお話ししたことだけど、今日の焼きいもパーティーでは、みんなのおいもを美味しくしているいろいろなことがありました。この寒さと冷たい風、かまどの火の暖かさ、薪と藁の白い煙と燃える匂い、そしてみんなで一緒にお外で食べることの楽しさ。「おいしい!」と焼きいもをほおばらせてくれている、今この時にみんなを包んでいる、いろいろなことを感じ、焼きいもの思い出として心に刻んでもらえたらいいなあと思います。それにしても本当に美味しかったね。