ブログへの書き込み順序が前後しましたが、11月15日に滋賀県の近江八幡に行ってきました。
今年は紅葉が少し早いと聞いていたので、もう少し早い時期にと思っていたのですが、ツレアイの風邪が長引き私もお相伴に預る身となり、熱はないものの咳がとまらない状態が続いたために見合わせていました。
風邪はまだ完治していないものの、天候の良い時にと15日に決行した次第です。
近江八幡については今までは駅に近い八幡堀に2度程行った記憶があるだけでしたが、今回の主目的は西国三十三カ所霊場の長命寺と観音正寺が近江八幡市内にあるために、この2ヶ所のお寺詣りでした。
しかし、これだけで収まらないのが我が家のルールで、まだ行ったことのない安土城城跡や近くにある教林寺なども一緒に回ることにしました。
ルートしては、大阪から竜王インターに行き、そこから教林寺→観音正寺→沙沙貴神社→安土城考古博物館→安土城跡→長命寺のコースを辿りましたが、まず主目的である観音正寺の様子をお知らせし、その他の場所については追ってお知らせします。
観音正寺は近江八幡市安土町石寺にある天台宗系の単立寺院で、山号は繖山(きぬがささん)といい、西国三十三所の第32番札所でもあります。
伝承によれば、推古天皇13年(605年)、聖徳太子がこの地を訪れ、自刻の千手観音を祀ったのに始まるとい言われています。実際の創建時期については不明ですが、少なくても11世紀(平安時代)には既に存在していたようです。
観音正寺が位置する繖山には、鎌倉時代以来近江国南半部を支配する佐々木六角氏の居城である観音寺城があり、六角高頼が観音寺城を居城として以来、寺は六角氏の庇護を得て大いに栄え、また江戸時代以後は西国三十三所の霊場として栄えています。
平成5年(1993年)本堂が失火で焼失してしまうと共に、重要文化財に指定されていた明応6年(1497年)の銘がある本尊千手観音立像も焼失してしまいました。
その為に、平成16年(2004年)に現在の木造入母屋造の本堂が再建されましたが、これに合わせて新たに造立された本尊千手観音坐像は仏師松本明慶の作です。
この本尊は、像高3.56メートル、光背を含めた総高6.3メートルの巨大な坐像で、住職がインド政府と度重なる交渉でやっと輸入された23トンもの白檀を素材に作られたと聞いていました。
石寺の近くからの表参道は1200段もの石段と言う事ですが、当日はまだ他にも厳しい石段がありそうなので、車で中腹にある駐車場まで行きましたが、そこからでもまだ400段もの厳しい石段が続きました。
やっと寺院まで辿りつくと、いきなり仁王像が立っており、おかしいと思って聞いてみると、何とこの寺には山門がないとのことで、非常に珍しい寺でした。
その後、伽藍や寺院などを拝観し、山の中腹にある境内から見降ろす近江平野の風景などを楽しみましたが、噂の本尊は非常に優しい顔をされた立派な観音様でした。(まさ)
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山の中腹にある駐車場の横にある寺碑
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このような自然石の歩きにくい急な石段が400段あります
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同上
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野ざらしの仁王像
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一願地蔵。周囲のドウダンツツジが紅葉しています
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本堂
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本堂内
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本堂横にある石積みと観音像
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同上
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近江富士と近江平野が見渡せます
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近江平野が真下です
今年は紅葉が少し早いと聞いていたので、もう少し早い時期にと思っていたのですが、ツレアイの風邪が長引き私もお相伴に預る身となり、熱はないものの咳がとまらない状態が続いたために見合わせていました。
風邪はまだ完治していないものの、天候の良い時にと15日に決行した次第です。
近江八幡については今までは駅に近い八幡堀に2度程行った記憶があるだけでしたが、今回の主目的は西国三十三カ所霊場の長命寺と観音正寺が近江八幡市内にあるために、この2ヶ所のお寺詣りでした。
しかし、これだけで収まらないのが我が家のルールで、まだ行ったことのない安土城城跡や近くにある教林寺なども一緒に回ることにしました。
ルートしては、大阪から竜王インターに行き、そこから教林寺→観音正寺→沙沙貴神社→安土城考古博物館→安土城跡→長命寺のコースを辿りましたが、まず主目的である観音正寺の様子をお知らせし、その他の場所については追ってお知らせします。
観音正寺は近江八幡市安土町石寺にある天台宗系の単立寺院で、山号は繖山(きぬがささん)といい、西国三十三所の第32番札所でもあります。
伝承によれば、推古天皇13年(605年)、聖徳太子がこの地を訪れ、自刻の千手観音を祀ったのに始まるとい言われています。実際の創建時期については不明ですが、少なくても11世紀(平安時代)には既に存在していたようです。
観音正寺が位置する繖山には、鎌倉時代以来近江国南半部を支配する佐々木六角氏の居城である観音寺城があり、六角高頼が観音寺城を居城として以来、寺は六角氏の庇護を得て大いに栄え、また江戸時代以後は西国三十三所の霊場として栄えています。
平成5年(1993年)本堂が失火で焼失してしまうと共に、重要文化財に指定されていた明応6年(1497年)の銘がある本尊千手観音立像も焼失してしまいました。
その為に、平成16年(2004年)に現在の木造入母屋造の本堂が再建されましたが、これに合わせて新たに造立された本尊千手観音坐像は仏師松本明慶の作です。
この本尊は、像高3.56メートル、光背を含めた総高6.3メートルの巨大な坐像で、住職がインド政府と度重なる交渉でやっと輸入された23トンもの白檀を素材に作られたと聞いていました。
石寺の近くからの表参道は1200段もの石段と言う事ですが、当日はまだ他にも厳しい石段がありそうなので、車で中腹にある駐車場まで行きましたが、そこからでもまだ400段もの厳しい石段が続きました。
やっと寺院まで辿りつくと、いきなり仁王像が立っており、おかしいと思って聞いてみると、何とこの寺には山門がないとのことで、非常に珍しい寺でした。
その後、伽藍や寺院などを拝観し、山の中腹にある境内から見降ろす近江平野の風景などを楽しみましたが、噂の本尊は非常に優しい顔をされた立派な観音様でした。(まさ)
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山の中腹にある駐車場の横にある寺碑
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このような自然石の歩きにくい急な石段が400段あります
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同上
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野ざらしの仁王像
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一願地蔵。周囲のドウダンツツジが紅葉しています
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本堂
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本堂内
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本堂横にある石積みと観音像
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同上
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近江富士と近江平野が見渡せます
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近江平野が真下です