老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

ズワイガニの事

2024年11月09日 19時28分00秒 | 思い出すままに
 昨日の河川敷への散歩の帰路に近くのスーパーに寄りましたが、鮮魚コーナーではもうカニが並んでおり「そうや、カニ漁も始まったんや!」と思いながらここ数年自宅では味わえていないカニを見ていると、何と立派なオスのズワイガニの横に、小さなセコガニが並んでいて、その脚が動くのが見えて驚きましたが、価格を見て更にビックリ!!
 何と、税込みで190円なのです。この鮮度と価格なら財布と相談せずとも、文句なく購入決定。

 帰宅後直ぐに茹でておいて、夕食時に頂きました。

  本当に久しぶりの我が家でのズワイガニでしたが、カニ味噌や外子/内子、それに脚の身もしっかり入っていて、手を汚しながら少し時間が掛かりましたが、美味しく頂きました。
カニを食べる時だけは何人おろうとも黙々と食べるだけので、一人だけの食事も気になりませんでした。


 このカニを食べながら思い出したのが、昭和20年代のまだ私が神戸に住んでいた小学生の頃の想い出。
当時、叔父さん(親父の弟)は兵庫県庁に勤めていて、仕事の関係で良く豊岡の方に出張していたようで、冬になると出張の都度大きな松葉ガニの茹がいたのをお土産に持って帰ってきてくれ、一家で大はしゃぎで食べていました。

 しかし、ある冬の日「ごめんな、今日はカニないねん!」とのこと。
良く聞いて見ると、カニを買って、いつもの様に列車の窓の外にぶら下げていたのが途中で落ちたらしい・・・とのこと。
(若い人には理解しにくいと思いますが、当時は列車の冷暖房などはない時代でしたが、冬でも車内は結構暖かかったので、湯掻いたカニが痛まないように、カニの入った籠に紐をつけて窓の外に吊るして冷やしていたのが乗換駅の姫路に着いた時にはなくなってようです。
まだ冷凍や運送技術が進んでいなくて、冷蔵庫もない時代なので、生或いは冷凍のカニというのは一般家庭には全く縁がなく、カニといえば茹でカニばかりでした。)

 このような長閑な時代もあったのっですが、今のズワイガニの高値ではこんなお土産も余り期待できないでしょうね。(まさ)


購入時 動画じゃないので判りませんが、まだ脚が動いていました
写真だけ見ると大きく見えますが、セコガニです。

茹でカニ

裏から見ると外子もタップリです

昨日の夕食 茹でカニ/湯豆腐/餃子/メカブ

甲羅を外すと、茹でカニは、内子や味噌だけでなく、脚の身もしっかり詰まっていました
湯豆腐  今日はシイタケの代わりに安かったエノキです
餃子 生協から購入品の小さな一口餃子です