老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

赤目48滝を訪ねて その②  ~赤目で見た植物・蝶々~

2017年05月26日 20時13分18秒 | 旅行/色々な風景
 赤目のハイキングコースは初めてのコースなので、普段は余り目にしない植物も、じっくりと愉しませて貰いましたが、丁度羽化したばかりと思われるジャコウアゲハも間近で見ることが出来ました。(まさ)


ホオノキ

ガクウツギ

マルバウツギ

ミツバツツジはそろそろ終りかけでした

散策路は時にはこのような根っこで覆われています

ジャコウアゲハ(羽化したばかりです)

赤目48滝を訪ねて その① 

2017年05月25日 19時26分41秒 | 旅行/色々な風景
 案外近い所にありながら、室生赤目青山国定公園に入っている赤目48滝には今まで行ったことがなかったので、梅雨前に一度行こうと、ツレアイと都合が合う日を調整して5月24日(水)に出掛けました。

 今回はその近くではどこにも寄らないつもりだったので、珍しく電車利用としました。近鉄日本橋駅で「赤目48滝渓谷の自然探勝キップ」(1枚2,520円)を購入し、上本町から急行電車で赤目口まで約1時間、そこからバスに乗り換えて渓谷の入り口に着きました。

 週末は結構人が多い様ですが、この日はそれ程多くなく、新緑に包まれた渓谷を滝川に沿って、ノンビリとハイキングを楽しむことができました。(この滝川は、その後名張川⇒木津川となり、やがて淀川となり、我が家の直ぐ近くを流れます)

 最初は割合になだらかな道でしたが、その後段々と厳しい道になり基本的には登り道ですが、急な階段などもあり、アップ・ダウンを繰り返しながら、名前の通りに数多い滝や、周りの植物を楽しみながらのハイキングでした。

 赤目5瀑といわれる大きな滝やその他の小さな滝の水音、絶えず横を流れる川のせせらぎや小鳥のさえずりを聞いたり、木々の新緑や普段余り見かけない花で癒されたりで、ほとんど疲れを感じないまま一番奥にある岩窟滝までゆっくりと約2時間掛って辿りつきました。

 帰路も当然ながら同じ道の引き返しでしたが、合計7km近い山道歩きで、おまけに前日のテニスの疲れもまだ残っており、バス停に着いた時には流石に足が少し攣るような感じで、車で来なかったことにホッとしました。(まさ)


不動の滝(赤目五瀑の一つです)

滝川のせせらぎに沿った静かな道です

千手(せんじゅ)滝 (赤目五瀑の一つです)

布曳(ぬのびき)滝(赤目五瀑の一つです) ※ 神戸にも布引滝という同じ呼び名の滝があります

布曳(ぬのびき)滝は上流側からも見られます

陰陽滝と横の石段

道の横にはこのような石柱も沢山あります

こんな急な石段も多くあります

静かな渓谷が続きます

竜ケ壺

水に映る新緑

荷担(にない)滝 (赤目五瀑の一つです)

雛段滝

琵琶滝(赤目五瀑の一つです) ※ 昨年訪れた徳島の祖谷渓にも同じ名前の滝がありましたが、何となく感じが似ていました

岩窟滝 いよいよ一番最後の滝です

核燃料サイクルを巡る問題 

2017年05月24日 19時26分22秒 | 原発関係
 政府は昨年末にそれまで核燃料サイクルの中核と位置付けていた「もんじゅ」の廃炉を決定しましたが、高速炉を利用した核燃料サイクルそのものを諦めたわけではなく、未だに仏アレバ社などとタイアップしての開発を目指しているようです。

 私はこの分野には弱くて、細かい事までは理解できていませんが、それなりに核燃料サイクルについて整理して見ますと、(WIKIPEDIAなどを参考にしました)

・現行型の原子炉から取り出された使用済み核燃料には、「燃えないウラン」である非核分裂性のウラン238、ウランから生成されたプルトニウム、僅かながら「燃えるウラン」である核分裂性核種のウラン235など各種の核分裂生成物が含まれています。

 このプルトニウムやウラン235を抽出して核燃料として再利用すれば、単に廃棄処分することに比べて多くのエネルギーを産出できるし、また使用済み核燃料のウランやプルトニウムを取り出すことになるため、放射性物質が減少し、廃棄物の量が減ることにもなるということらしいです。

・この実現の為に、日本では「もんじゅ」での高速増殖炉の利用を検討していました。
高速増殖炉とは、“増殖”の名前通り、高速中性子を利用することで、消費する核燃料よりも新たに生成する核燃料の方が多くなるようで、これを本格的に運用すれば、ウランを外国から輸入しなくても原子炉の運転を続けることができるようになるということになり、“夢の原子炉”とも呼ばれていました。

・しかし、ご存知のように高速増殖炉は冷却材として、水と交じると激しい反応を起こすナトリウムを使用するために管理が難しく、「もんじゅ」も殆ど稼動しないままついに廃炉になりました。
 この過程で、2014年度に策定されたエネルギー基本計画でのサイクル案は、「増殖」の文字がなくなり、単に高速炉と表現されるようになりました。

高速炉は、高速中性子による核分裂反応がエネルギーの発生源となっている原子炉で、増殖性能を追うことはやめ、プルトニウムを燃料として消費することに力点を置くようになっているようです。

という事で、核燃料サイクルを拡大することは断念したものの、一定の規模でサイクルの実現は目指すという意思表示とみてよいでしょう。

ドイツやアメリカもこの複雑な核燃料サイクルからは撤退の意向と伝えられ、まだ世界でも実用化の目途が立っていないサイクル技術に、なぜ日本はここまで拘るのでしょうか。

◆現在原発からの使用済み燃料は有用な資源として、青森県と結んだ協定に基づいて六ヶ所村の施設に持ち込んでいるが、もしこのサイクル自体を否定すると、使用済み燃料は核のゴミという位置付けになり、持ち込み先がなくなってしまう。

◆日本が現時点で保有するプルトニウムは約48トンとも言われており、これは核兵器にも使用出来るので、今まで政府が繰り返してきた“余剰プルトニウムは持たない”との発言や、米国との間に結ばれている「日米原子力協定」の兼ね合いもあり、あくまで原発での有効活用を宣言せざるを得ない

 というような事情で、政府としては核燃料サイクル政策の継続を表明せざるを得ないのでしょう
 しかし、世界を見れば、確実の脱原発の方向に傾いており、いい加減に過去の方針と決別し、サイクルを含めた原発そのものからの撤退を表明した方が、余程肩の荷が軽くなり、世界的にも評価されるでしょうに…(まさ)

高齢者川柳より   その② 

2017年05月23日 20時20分45秒 | 高齢化社会での生活・終括・社会保障など
 その②は、前回を引き継いで、
③高齢者同士の連帯
④社会保障への不満・心配、あるいは悟り
⑤科学の進化に付いていけない状況
更に、ダジャレなどをまとめて見ました。

高齢者同士の連帯
・体調が 良いから今日は 医者に行く
・マッサージ ここも我らの 社交場
・爺セブン 話題はいつも 強い妻
・クラス会 それぞれ持病の 専門医
・老い5人 知識合せば 総合医
・できました 老人会の 青年部
・無病では 話題に困る 老人会
・ジイと老犬 どっちが散歩 させてるの 

社会保障への不満・心配、あるいは悟り
・金よりも 大事なものが 無い老後
・この歳で 止めてどうする 酒たばこ
・医者と妻 急にやさしく なる不安
・基地問題 うちがもめるは 墓地問題

科学の進化に付いていけない状況
・LED 遣いきるまで 生きれない
・改札を 通れず見れば 診察券
・家電まで 妻と同じに 指図する   
・リモコンに 使う家電の 名前書き
・多機能も 使うボタンは 一つだけ
・話すだけ メールもカメラも 不要です

ダジャレに属するもの
・猫に小判、ジジイにスマホ
・妻厚化粧 夫薄毛症
・「歩こう会」と「アルコール会」
・「マイナンバー」と「ナンマイダー」
・「励ます会」と「禿増す会」
(まさ)

高齢者川柳より   その①

2017年05月22日 20時44分13秒 | 高齢化社会での生活・終括・社会保障など
 先日の「18歳と81歳の違い」ではないですが、高齢者の増加に伴って、最近は高齢者川柳というのを良く目にします。

 脳トレ川柳シルバー川柳、あるいは健康川柳などの呼び方をされていますが、何れもなるほどと手を叩きたくなるような非常に身近で、悲しくて面白い話題を、ある程度醒めた目で自虐的に、川柳形式で表しているものです。

 大きく分けると、
①高齢化に伴う身体的な衰えの自覚・他覚
②若くて元気だった頃への懐古と現状のギャップ
③高齢者同士の連帯
④社会保障への不満・心配、あるいは悟り
⑤科学の進化に付いていけない状況
更に、ダジャレなどがあるでしょう。

 今日はこの内①②について例を紹介しましょう。
何れも、新聞に掲載されたものをメモしていたものや、パソコンから拾い出したものに、自作のものですが、それぞれの出所は省略させていただきます。

①高齢化に伴う身体的な衰えの自覚・他覚
・「50肩」 言われて喜ぶ 60歳
・カレーなど たべてないのに 加齢臭
・どの医者も やはり見立ては 「年相応」
・三時間 待って病名 「加齢です」
・散歩です 徘徊では ありません
・ポックリと 逝きたいくせに 医者通い
・起きたけど 寝るまで特に 用はなし
・目覚ましの ベルはまだかと 起きて待つ
・アレアレと ソレソレだけで、今日も暮れ
・万歩計 半分以上は 探し物


②若くて元気だった頃への懐古と現状のギャップ
・脆いのは 昔は心で 今は骨
・「付いて来い」 言った主人(ツレ)連れ 医者かよい
・気が付けば 母のとし超え 我を知る
・この動悸 昔は恋で 今病気
・いびきより 静かな方が 気にかかる
・年上が タイプだけど もういない
・妖精と 呼ばれた妻が 妖怪に
・忘れえぬ 人はいるけど 名を忘れ
・年重ね くしゃみするのも 命がけ
・五郎丸 まねて念仏 かと訊かれ
(まさ)