老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

言葉の語源など その(149)  ~散 歩~ 

2025年02月11日 19時17分35秒 | 面白い言葉や語源など
 私は家にじっと閉じこもっているのが苦手で、家事は天気れば天気の悪い日などに集中し、天候が良い日は出来るだけ近くを散歩するようにしています。

 「散歩」とは、“気晴らしや健康などのために、ぶらぶら歩くこと。散策、逍遥”(goo辞書)ということですが、夫々に少しずつ目的も違うようです。
 私の場合は必ずカメラを持っていて、野草や変わった風景などを撮るのも大きな目的ですし、よく見かける人の中にはダンベルを手にして歩かれている方や、音楽を聴きながら歩いておられる方、パン屑を入れた袋を手にして鳥たちにエサやりを楽しみにしておられる方など実に様々です。


 所で、「散歩」という言葉が、どのように出来てきたのか気になったので少し調べてみました。

 <でも、日本が好きだ>に拠ると、
散歩の「散」には”とりとめのないさま、ぶらぶらとしているさま”という意味があります。
そこに「歩く」の「歩」がくっつき、“気の向くままに歩くこと”という意味で、「散歩」という言葉が使われるようになったということです。


 しかし、ビックリしたのは、全く異なり薬の中毒から逃れるためというのがあります。

 <weblio辞書>などに拠ると、
中国の三国時代に五石散という薬が、貴族や文化人の間で滋養強壮薬として流行した。名前のとおり主材料は五石(石鐘乳、紫石英、白石英、石硫磺、赤石脂)であり、服用すると体が熱くなる(散発)のだが、原料が健康には悪い、今で言うドラッグの様なものなので、散発がないと体に毒が溜まり害になるとされた。

 そのため、散発を促すべく歩き回るようになった(行散)。
要するに、散発のために歩くことを散歩というようになり、それが転じてただ歩くことを散歩というようになったというものです。
しかし、散発があろうがなかろうがひどい中毒症状が出るため、命を落とす者も多く、やがて五石散は禁止されたようです。


 余談ですが、10月9日は「散歩の日」だそうです。こじつけも良い所ですが、「て(10)く(9)てく」と読む語呂合わせから想起されたようです。(まさ)

<昨夜の夕食>

湯豆腐/炒め物/干物

炒め物  ジャガイモ/ベーコン/マイタケ/タマネギ

干物   笹カレイ


 

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