お天気が悪い。
雨の合間を縫いながらお散歩。悲しげな顔で田んぼを眺めるシャンクス。
嫌、々、老犬なので歩き疲れているだけ…のご様子。
去年までは、田んぼの草取りが出来ていた。
「今年は、しんどくてできん」「15分動いたら、30分座らんと脚がもたん」
「まんまる」が尊敬しているおばあちゃん達が…口をそろえる。
山仕事で身体も心も鍛えられた0さん。仕事が綺麗で早いMさん。
手練れである…にもかかわらず。
お二人に、たくさんの事を教えていただいた。
おじい様達は入院。これも今年。
暑さと異常気象が、追い打ちをかけた感もある。
休耕田も草の林。Yさんが入院したから刈りてがいない。
虫も百足も蜂も増えるは草の中。村全体…高齢化が加速度で進んでいる。
稲よりも草の方が生い茂っている田んぼ。
「私、来年から作ります」…気持ちはある。が言えない。
安請け合いは大迷惑。己の分際はわきまえている…つもり。
田植え、草取り、水回り、モグラ退治、稲刈り。
中でも田んぼの草取りは、大仕事である。
何回か手伝った事があるが、なまくらの私は、次の日は仕事ができない。
「田舎暮らし」と言う言葉は、郷愁や源郷を呼び覚ます。
「限界領域ので田んぼを作りたい」奇特?な若者もイルニハ居る。
現在、マスコミを抱えて米づくり。帰郷して米づくりと2家族が頑張ってもいる。
親に財産があって、働く必要がない。山が好き。農業が好きって場合もあるにはあるが…。
誰もが宮沢 賢治にはなれない。
やはり、パンチが効かない。足元が緩い。唯の道楽でしょ。
足りていても、足りなくても、経済の問題は大きい。
都会のエコロジィストが、冷や汗をかく時もある。
長男曰く。田舎暮らしは晴耕雨読。うんにゃ田舎は晴耕雨パチ<パチンコ>でしょ。
人間関係も経済の問題も…よっこらしょ。どっこいしょ。
乗り越えて…蹴散らして。
その時、その時の悩みもこえて、この土地で米つくりをする。
それが、身内であれば…そう祈っている。