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まんまるログ

融通性か?和・洋・中・無国籍・ジャンクとなんでも食べる胃袋と脳みそ。

閑吟集…泣き節と演歌

2013年11月18日 | 日記
久し振りにと長電話。

16日…二男の誕生日、カードを送ってもらったお礼も言いながら。
 

美味しいケーキも頂いた。

今朝も珈琲と一緒に残ったケーキ…美味です。クリームもスポンジも。

島倉千代子さん訃報の話から…泣き節について。
日本人は演歌が大好きだから、島倉さんのCD再版…売れるだろうね。
藤圭子さんが亡くなった時もCD売れすぎて、再版間に会わず大変だったらしい。

「歌は世につれ世は歌につれ…」
歌は、その時代の、傾向や世情の影響を受けるし、 又、その時代の、世情も歌の影響を受けやすい。
「歌」という意味は、和歌、能や狂言、歌舞伎などに用いられる歌。
それから、 現代の流行歌としての歌謡曲やポップスなどの歌。
様々にとらえられるが「歌は世に連れる」という事はあると思う。

歌謡といったら、平安時代の「今様」
今風、現代風と言う意味であるが流行したのは宮廷。
「遊びをせんとや生まれけむぅぅぅ」いや、いや典雅です。
後白河法皇、祇園女御。平家の時代。

「一番好きなのは閑吟集だよ」
私、古典、漢文には強い。

「なにしようぞ くすんで 一期は夢よ ただ狂え」は有名。
「降る雪 白うは言はじ 消え消ゆるとも」これも覚えている。

「我が恋は 水に燃えたつ蛍々 物言はで笑止の蛍」

室町時代に話が飛んだ。

閑吟集は(世捨て人)によってまとめられた歌謡集であるそうで…。
庶民の歌謡。恋の歌も多い。

日本史の中で一番おもしろい時代。

歴史の中に顔が見え、個性を持った民衆…農民、庶民が登場した時代。

「降る雪 白うは言はじ 消え消ゆるとも」
私の思いは水に降る雪のような物。水の上に落ちた途端に溶けて消えていく。
白くは言わない(明白には言わない)。たとえこの身が雪のようにはかなく消えてしまっても。

思う人に自分の思いを伝えたい。
伝えたところで、水に降る雪のように消えてしまう。報われない恋。
である私。貴族の若君。身分が違いすぎる相手。
だから、明日には忘れてしまおう。
そんな風にも思える…勝手に私が思っているだけで、全然別の意味なのかもしれないが。

哀切感もあり、無常観もあり…潔さも感じる。

演歌も泣き節も私には縁がないと思っている。

只、「閑吟集の世界」は心の奥に存在する。

その事だけは遺伝子で感じる。



























コメント
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