北海道のNさんちのかぼちゃ。
石川県W市Y村のかぼちゃ。
いただきもの。
日持ちするのでころがし保存。
白かぼちゃは一段と長持ちする…そうで。
Gさんが丹精をこめて、Sちゃんがふわりじわりと草をぬいて汗をふきながら育てた。
かぼちゃの旨煮はだし醤油で、かぼちゃサラダにはサワークリーム。
あとは天ぷら。かぼちゃバーグ。かぼちゃカレー。パイ。そぼろ煮。
秋の味覚…美味しくいただける。
春に種をまき梅雨には草取り…夏には水をやりそして収穫。
かぼちゃが好物って訳でもない。レシピの全てをこなす事も無理。無理。
せいぜいが天ぷら、旨煮…やっとこさそぼろ煮という所。
玄関の隅っこにふたつ。
倉庫の中。じゃがいもと玉ねぎとニンニクと横並びに。
冬用の保存野菜を見るたびに幸せを感じる。
街のスーパーもコンビニもハロウィンコーナーができている。
この世とあの世の境目がなくなるハロウィンの夜。
ケルトの伝説なんぞ…すっとばかして秋の商戦。
お菓子も小物もハロウィン仕様。
バレンタインもクリスマスもその上ハロウィンまでも欧米化、この国は節操というものがない。
パンプキンのお菓子だが…見栄えがいいし口当たりも軽い。
子供にせがまれるとついつい買ってしまう気持ちも解る。
出先から帰ると…玄関でかぼちゃがころころ。
日持ちがするから…有難いよね。
怠慢さの言い訳もたつ。
「ただいま」「ころころ」豊かな感じがする。
子供の頃冬至の日には、かぼちゃと小豆の〈甘煮〉を食べた思い出。
ビタミンAがたくさんの南瓜〈かぼちゃ〉を食べて風邪ひかんように身体温めて…先人の知恵。
いまどきの子供たちは見向きもしないだろうけど…
懐かしい母の味。
雨が降り始めた。
そろそろこたつの用意したほうがいいかもね。
昭和はあったかい。