斧が武器の魔戒騎士って居なかったよね。

牙狼-GOLD STORM-翔 ４話感想ですが。

黄金騎士は魔戒騎士の最高位だから、やっかみが半端ないね。
流牙の方はそういう態度には慣れているのか、気にしたふうはありませんでしたが。

とはいえ。

嫉妬するにしても、仕事はちゃんとするあたり。
新キャラの秋月ダイゴ、不愉快な人ではないですな。

しかし。

彼は基本的に「場合によっては一般人を見捨てるのは仕方ない」って考えてるようで。

ここは流牙と違うところですね。
（レオンやらヘルマンとも違う）

まぁ、賢い人なんでしょ。
賢い人は損得勘定で行動決定しますしね。

んでもさ。

そういう賢さって、気高さから離れていく要因になりますしの。

彼、最終的に馬鹿になるのかな？
そうであるなら、そのシーンが楽しみなのですが。



今月のアルスラーン戦記ですが。

ナルサスの昔話。
父が亡くなり、自分の代になった後。
領地の全ての奴隷を解放し、彼らに自由民としてやっていくだけの元手を与えて１年後。
解放奴隷の８割方が元の領地に戻ってきて、また働かせてくれと言い出した。

「金はどうしたのだ！？」

「いやぁ、瞬く間に使い果たしましたよ」

そんなもんだろ。
金の使い方を知らんのだから。

で、元・奴隷たちは。
自由を与えてくれたナルサスに感謝を示すどころか、いきなり放り出されていい迷惑だ、と陰口を叩く始末。

こういうのを見るとさ、ホント、教育って大事だよなと思いますわ。
自活する職人芸も知恵も何も無いから、自由与えられて放り出されても、困るだけなんですよね。


でも、ただ。

いい暮らしができるかどうかは主人次第だからさ。
奴隷制度が良い面もある、だなんて言えないですが。
（特にアルスラーンの世界だと、言う事聞かない奴隷は殺されても文句言えないようですし）

お金は大事ですが、金だけ与えておけば、それを元手に自分で自活の道を切り開くだろう、なんて。
そりゃ世間知らずだよ。まともな教育を与えられなかった人間ナメンナ。

そういう話ですねぇ。
どっかの言葉で、「賢い人は、他人に魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教える」ってのがありましたな。