素振りブログ。

一般でスピーチできる話の素振りのはずなのに、無理な話がほとんどのブログ。

役人が酷いな。

2016年04月01日 20時47分35秒 | 日記
双亡亭壊すべし2回目。

役所の人、行動が酷すぎました。
自分の仕事のことばかり優先し、目の前で父親を双亡亭に殺されてしまった少年を苦しめる。
「父親の死体の写真で目を覚ましなさい」

酷すぎるだろ。
どんだけ心が無いんだ。

で、そんな役所の人に突撃し。

主人公の凧葉さんが、役所の人がばら撒こうとした「少年の父親の死体の写真」を全回収。

で、お前ら酷いと真っ向から言ってのける。

こういうとき、うしおだったらどうしたかなぁ?ナルミだったらどうしたかなぁ?
って考えたんですが。

殴っただろうか?
ちょっと酷いもんね。

無論、役所の人を殴ってしまうと、手が後ろに回ってしまいますが。

ああ、でも女だからなぁ。
殴るまではいかないか。

その寸前までは行きそうな気もしますけど。

今作の主人公の凧葉さんは、怒りはしましたけど、実力行使に打って出るような荒々しさが無いですな。
多分、今回の件も相手が女だからとか、役人だから殴ると捕まるとかいう以前に、人を殴ることに激しい抵抗があるというか。
拳を振るうことを決断することに抵抗があるんじゃないのかなぁ。

まぁ、絵本作家志望の絵描きですものね。
おそらく格闘技をやってきたり、体育でヒーローになるような高い身体能力も持ち合わせていなさそうですし。

でも、弱い人が理不尽な目に遭おうとしているのを目にしたら。
前に出て守ろうとする強さはあるのね。

本当に守れるかどうかは別にして。

こういうのって、弱いヤツが弱いまま誰かを守ろうとするからイイ面ありますよね。
どうかこのまま、弱いまんまで居て。戦う力を手に入れて、物理的に強くなったりしないでくれ。

拳を振るって外敵を叩き伏せるのも強さですけど。
外敵の前に立ち塞がり、守りたい人の代わりに自分がやられるってのも強さだと思いますから。

今までの藤田先生の作品の主人公って、戦って道を切り開くタイプの人ばかりだったと思うので。
(それが悪いとは言う気は無いですよ?念のため)

こういうタイプの強さって珍しいというか、興味が湧きますよね。
自分が代わりにやられることで、誰かを守る。
藤田先生が描くこういうタイプの強さ。

藤田先生の漫画が好きだからこそ、新しい試みに興味が湧いて来ますよ。