先日、長野県の話から諏訪の話をして。
そっからタケミカナタの話をしたんですよ。
さらっと終わらすつもりで話し始めたんですが。
結構長くなりまして。
何でか?
タケミナカタの話をするためには、国譲りの神話を知ってることが前提なわけで。
国譲りの神話を知らないと、どういう経緯でタケミナカタが諏訪で祀られるに至ったのかが分からない。
相手、国譲りの神話知らなくてね。
……学校で教えないからねぇ。神話。
ホンマ、教育間違ってるよ。
で、国譲りの話をしたんですわ。
イチから。
高天原から下界の様子を見たとき「何だか騒がしいぞ、様子を見て来い」と使者が二度送られ、その使者たちが悉くオオクニヌシの家来になってしまい。
最後にいよいよもう武力にモノを言わせるしかないと、戦いの神であるタケミカヅチが送られてくるまで。
で、「我々のものである下界で、何を騒がしくしているんだ。我々に国を譲りなさい」と言ったと。
……ホントはここで「何故下界は高天原の天津神のものなのか?」を説明しなきゃならないんじゃないかとふと思ったんですが。
それを説明するには、この世に神が出現して、日本の国土を造ることをイザナギとイザナミの神が命じられる国生みの話まで遡らなきゃいけなくなるので。
あえて、そこはスルーしました。
質問されたら答えるつもりでは居ましたが。
ついでに言うと、タケミカヅチの言葉もだいぶ省略しました。
正確に言うと「日本の国土は天津神がしらすものである。お前たちはうしはいているだけなのに、何をやっているんだ」ってなる。
しらすというのは所有権を持ってる、みたいな意味で。
うしはくは実質的に使用している、みたいな意味。
分かりやすく言うと、アパートの借主と大家の関係みたいなもので。
日本というアパートの大家が、借主が勝手に部屋の壁に釘を打ったり、床を張り替えたりしているので。
「ちょっと待て。アンタ、俺のアパートを借りてるだけなのに何勝手なことをやっているんだ」
こういうニュアンスの言葉。
本音を言うとここも説明したかったんですが、タケミナカタの話は別にこれ無しでも成り立つから、グッと我慢してはしょりました。
あちこち手を伸ばすと、話の筋がワケ分からなくなるからね。
話を戻します。
で、そうタケミカヅチに「国を譲れ」と迫られたオオクニヌシが「私の一存では決められない。息子が2人居るから、彼らの意見を聞いてみてくれ」と返し
息子の一人コトシロヌシは「分かりました。国を譲ります」と承諾。ただ、ここで逆拍手(これは呪いの行動。豆知識)を打ち、内心は不満で一杯であった。
そう説明しました。
ちなみに、ここ、至福ですわ。
国譲りの神話の一番好きなところですからね。
一応話し合いではあったが、出雲側が決して大喜びで国の合併に応じたというわけでは無い。
そう言ってる神話ですからね。
ジッサイ、タケミナカタは「そんなふざけたことを言うなら、俺との力比べに勝ってからにしろ」と言って、大岩をお手玉しながら挑戦してきたわけですし。
で、そんなタケミナカタの挑戦結果は惨敗。
腕を引き千切られた挙句、長野県まで追いかけられ、捕まった後「殺さないで下さい。国譲りを認めます」と言った。
ここまで説明して、タケミナカタを説明するのに、かなり長くなったなぁ、と思ったものです。
ひとつの事柄に、様々な事柄が密接に絡みついてるから、その絡み付いている要素を説明しないと、その事柄を説明できない。
そんなことに話し始めて気がつきました。別にこんなの、神話に限ったことじゃないよね。
簡単じゃ無いな。分かりやすい説明って。
そっからタケミカナタの話をしたんですよ。
さらっと終わらすつもりで話し始めたんですが。
結構長くなりまして。
何でか?
タケミナカタの話をするためには、国譲りの神話を知ってることが前提なわけで。
国譲りの神話を知らないと、どういう経緯でタケミナカタが諏訪で祀られるに至ったのかが分からない。
相手、国譲りの神話知らなくてね。
……学校で教えないからねぇ。神話。
ホンマ、教育間違ってるよ。
で、国譲りの話をしたんですわ。
イチから。
高天原から下界の様子を見たとき「何だか騒がしいぞ、様子を見て来い」と使者が二度送られ、その使者たちが悉くオオクニヌシの家来になってしまい。
最後にいよいよもう武力にモノを言わせるしかないと、戦いの神であるタケミカヅチが送られてくるまで。
で、「我々のものである下界で、何を騒がしくしているんだ。我々に国を譲りなさい」と言ったと。
……ホントはここで「何故下界は高天原の天津神のものなのか?」を説明しなきゃならないんじゃないかとふと思ったんですが。
それを説明するには、この世に神が出現して、日本の国土を造ることをイザナギとイザナミの神が命じられる国生みの話まで遡らなきゃいけなくなるので。
あえて、そこはスルーしました。
質問されたら答えるつもりでは居ましたが。
ついでに言うと、タケミカヅチの言葉もだいぶ省略しました。
正確に言うと「日本の国土は天津神がしらすものである。お前たちはうしはいているだけなのに、何をやっているんだ」ってなる。
しらすというのは所有権を持ってる、みたいな意味で。
うしはくは実質的に使用している、みたいな意味。
分かりやすく言うと、アパートの借主と大家の関係みたいなもので。
日本というアパートの大家が、借主が勝手に部屋の壁に釘を打ったり、床を張り替えたりしているので。
「ちょっと待て。アンタ、俺のアパートを借りてるだけなのに何勝手なことをやっているんだ」
こういうニュアンスの言葉。
本音を言うとここも説明したかったんですが、タケミナカタの話は別にこれ無しでも成り立つから、グッと我慢してはしょりました。
あちこち手を伸ばすと、話の筋がワケ分からなくなるからね。
話を戻します。
で、そうタケミカヅチに「国を譲れ」と迫られたオオクニヌシが「私の一存では決められない。息子が2人居るから、彼らの意見を聞いてみてくれ」と返し
息子の一人コトシロヌシは「分かりました。国を譲ります」と承諾。ただ、ここで逆拍手(これは呪いの行動。豆知識)を打ち、内心は不満で一杯であった。
そう説明しました。
ちなみに、ここ、至福ですわ。
国譲りの神話の一番好きなところですからね。
一応話し合いではあったが、出雲側が決して大喜びで国の合併に応じたというわけでは無い。
そう言ってる神話ですからね。
ジッサイ、タケミナカタは「そんなふざけたことを言うなら、俺との力比べに勝ってからにしろ」と言って、大岩をお手玉しながら挑戦してきたわけですし。
で、そんなタケミナカタの挑戦結果は惨敗。
腕を引き千切られた挙句、長野県まで追いかけられ、捕まった後「殺さないで下さい。国譲りを認めます」と言った。
ここまで説明して、タケミナカタを説明するのに、かなり長くなったなぁ、と思ったものです。
ひとつの事柄に、様々な事柄が密接に絡みついてるから、その絡み付いている要素を説明しないと、その事柄を説明できない。
そんなことに話し始めて気がつきました。別にこんなの、神話に限ったことじゃないよね。
簡単じゃ無いな。分かりやすい説明って。