素振りブログ。

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ヤマトタケルのまほろば

2016年04月16日 22時11分19秒 | 日記
今、産経新聞でヤマトタケルに関する連載記事が載ってるんですけど。

古代人って、感情を表に出すことが恥では無かったのかね。
まぁ、知ってる話ではあったわけですが。
今更ですけど、読んでてふと思いました。

何故かと言いますと、要所要所でヤマトタケル、泣くんですよね。

父上(天皇)は私など死んでしまえばいいと思っているのではないか。

いや、思ってるはずだ。

みたいなことを言い、泣く。
思えば、初代神武天皇も、東征に行き詰ったとき、泣くシーンありましたよね。

現代だと、追い込まれたとはいえ、感情を表に出すのは、特に泣くのは恥ずかしいことだ、ってのが一般常識だと思うんですが。
未熟な奴だ、って烙印を押されちゃう。

でも古代人というか、神様も含めて。
わりと簡単に泣いてしまうシーン、ありますよね。

スサノオなんか、イザナギに任された仕事をほっぽり出して泣いてばかりいるものだから。

何故泣いているのだと聞かれ。

母の国に行きたくて泣いているのです。

いや、母に会いたいというのは分かるけど。
それで人に見られるのも構わず、声をあげて泣くか?

これが現代日本人の感想ですわな。
でもこの伝承が出来た当初は、そうじゃ無かったのかね?

まぁ、常識と言うものは時代とともに変わっていくものだから。

当時はそれは恥ずかしいことじゃ無かったのかなぁ、と。

読んでて思い、その常識の差とでも言えばいいんでしょうか?
それを感じて、なんとも感慨深いものがありましたね。