素振りブログ。

一般でスピーチできる話の素振りのはずなのに、無理な話がほとんどのブログ。

まぁ、評判悪いのは聞いてはいたんですが……

2018年08月21日 19時59分40秒 | 日記
こないだファミリー劇場で「昭和ライダーVS平成ライダー」やってたんですわ。数年前にやってた映画の。

未見だったので折角なので録画して見たのですが

米村脚本にしては、わりとマシな部類だったと思うんですよ。
過去作品の扱い。

ストロンガーとカブトが戦う場面で、カブトのクロックアップでストロンガーが一方的に倒される。
……かと思わせて、先読み電ショックで、一矢報いるとか。(まあ、最後に勝つのはカブトでしたけどね)

ライダー同士の戦いも、多くは相打ちだったし。

話も良かったんですけどね。
映画の最大の強敵「仮面ライダーフィフティーン」の願いは、「死んだ息子に蘇って欲しい」ということだったんですが。
その願いを叶える方法が「世界の生者と死者を反転させる」ってので。

ラストの方で分かるんですけど、彼自身は生者なんですよね。
つまり、望みを叶えると息子は生き返るけど彼自身は死んじゃう。(ついでに彼の妻も死んでしまう)

それでも子供に生き返って欲しい。妻だって同じ気持ちのはずだ!

親にとって、子供は何よりも大事である、ってことを上手く描いていたと思うのですよ。
何を引き換えにしても、自分の命どころか、妻の命、世界中の生者の命を引き換えにしても叶えたい願いなんだ、って。

そんな彼が戦いの中で改心して、息子の死を受け入れる流れ、普通に面白かったんですよ。

でもねぇ。

ラストのラストで昭和ライダーが「平成ライダーを許せないのは本気だ!」って言って、ガチバトルを挑んでくる展開。
これ、要らないだろ;

事件全部解決してめでたしめでたしでいいじゃんか;

で、挙句の果て、鎧武が1号ライダーのライダーキックを一輪の花を守るために正面から受け切り、それを「見事だ。平成も捨てたもんじゃない」って言って和解に至る流れ。
何ですかこれは;

これさえ無ければ折角だしDVDに焼くくらいはしておくかな、と思う程度には面白かったんですけどね。
甥っ子、鎧武には興味ないみたいだし、残す理由がこれっぽっちも感じられなくて。

ライダー映画ですけど、消してしまいましたよ。
蛇足って言葉を強烈に感じた映画だったなぁ;
(現役公開時に金払って観に行かなくて良かった)