素振りブログ。

一般でスピーチできる話の素振りのはずなのに、無理な話がほとんどのブログ。

どういう具合にディストピア?それが問題だ

2020年02月21日 00時18分14秒 | 日記
ヤンジャン連載の漫画「九龍ジェネリックロマンス」の単行本1巻が発売されましたね。
単行本を買うか迷ってます。

内容は30代の男女のラブストーリーなんですけど。
九龍で不動産屋の職員をやってる女性・鯨井と、その同僚の男・工藤。
そんな二人のラブロマンス。

30代ってのがいいのよね。
娯楽のような一過性の恋じゃなくて、人生のパートナーを決める重大な恋が視野に入る年齢だからね。

だから妙にエロイのよ。

なんというか、牝と牡って感じがする。
(どんな表現だ)

二人がこのまま付き合えば、そのまま夫婦になるのかもしれない。
そこからくる匂いというか。

現実的に結婚する場合、好きだけじゃダメだけど。(相手と夫婦になった場合に破滅に向かわないかのシミュレートは必須ですわ。どうしてもそれが拭えないのであれば、どんなに好きでもするべきじゃない。そしてそれは決して高望みじゃないと思う)
そりゃそこまで好きじゃないよりはちゃんと好きな相手と結婚した方がいいに決まってるわけで。
二人の仲は応援したいんですけどさ。
ただ、ちょっと気になるんですよね。

何が?

アオリで「優しいディストピアでおくるラブロマンス」って書いてたのよね。
前に、確か。

ディストピア?

ユートピアの対義語だよね;
それ、どういう意味?

今のところ、九龍を支配する政府、中国政府?が冷徹で合理性のみを追求した暗黒治世を行ってるというような、ディストピアあるあるが出て無いんですよね;
どの辺がディストピアなの?

仕事を定年退職すると同時に安楽死させられるとか。
女性は妊娠適齢期になったらAIが選んだ遺伝的に組み合わせベストの男の精子で強制妊娠させられるとか。(ただ、受精卵はすぐに子宮から摘出され、後は機械の人工子宮で育てられる)
犯罪者は罪状を問わず全て死刑だとか。

そんなのないの?

で、無いのが不安。

なんで?

だってさー、想像してみて下さいや。
後々の展開で「鯨井さん可愛いー!!工藤と幸せになってくれー!!」って読者の気分が盛り上がりに盛り上がって来たところで。

「実は物語の舞台は『すでに滅亡した世界』で、そこの廃墟の中の延命ポッドの中で永久冬眠している人類の最後の生き残り・鯨井が見ていた夢でした」

とか言われやしないかと。
そんなん来たら、凹みますよね;
「鯨井さんが夢だったので仕事休みます」って会社に連絡入れてしまうわ(おい

だから不安で、気になってます;