幸せの深呼吸

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普及に「影の立役者」=「青色」支える蛍光体―LED照明・液晶に不可欠

2014-10-19 | 徒然なるままに

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141018-00000103-jij-soci

普及に「影の立役者」=「青色」支える蛍光体―LED照明・液晶に不可欠

時事通信 10月18日(土)20時1分配信

 青色発光ダイオード(LED)の開発で、赤崎勇名城大教授(85)ら日本人3氏に贈られる今年のノーベル物理学賞。「21世紀はLEDが照らす」。選考委員会は青色LEDで実現した省エネルギーの白色光源を高く評価したが、LED電球や液晶テレビのバックライトなどが爆発的に普及した背景には、影の立役者とでも言うべきもう一つの欠かせない技術、「蛍光体」の存在があった。
 ◇大きな「誤解」
 青色LEDを語る上で、まず引き合いに出されるのが光の三原色。1960年代に赤、次に緑のLEDが実現したが、あらゆる色を表現するには最後に残った青が必要。開発は困難を極め、「20世紀中は不可能」と言われた―という物語だ。
 だが、現在普及しているLED電球や液晶テレビに使われているのは、実は青色LEDだけ。3色とも使うとそれぞれの発光を制御する必要が生じ、コストが高くなる。
 ではなぜ、青色LEDだけで全ての色を表現できるのか。その鍵が蛍光体だ。セラミックに特定の元素を混ぜた蛍光体は、LEDの光を吸収して波長の異なる光を放つ。
 3氏のうち中村修二教授(60)が所属していた日亜化学工業は1996年、青色LEDに黄色の蛍光体を組み合わせ、白く光るLEDを製品化した。しかし自然な照明には赤や緑も必要で、黄色だけでは限界があった。色の再現性が求められる液晶テレビでも、青色LEDの実現によって逆に赤や緑を出せる蛍光体が求められた。
 ◇エンジン素材から
 物質・材料研究機構(茨城県つくば市)の広崎尚登ユニット長は、もともとエンジンなどの部材に使われるセラミック「サイアロン」を研究していた。90年代後半に青色LEDが登場すると、蛍光体の素材としての可能性を模索。2003年、青色LEDの光から赤い光を発する蛍光体を開発した。
 学会で発表したが「反応はいまひとつ」。電機メーカーなどの協力で改良を重ね、緑色の蛍光体も開発した。08年ごろから商品化が進み、温かみのある電球色など従来の照明と違和感のないLED電球を実現、一気に普及した。今では日本製のLED電球や液晶テレビのほとんどに広崎さんらの蛍光体が使われ、物材機構に入る年間の特許収入5億円の大半を占めるという。
 「青色LEDはいつかノーベル賞を取ると思っていた。近い分野から出るのは本当にうれしい」と広崎さん。「授賞理由の中に『広く普及した』とあるが、そこには蛍光体の貢献がある。LED電球が出す光の多くは、蛍光体からの光だと知ってもらえるとうれしい」と笑顔を見せた。 

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電子レンジ調理の隠された危険

2014-10-19 | 電磁波

電子レンジは、危険なので使っていません。

ツイートから

電子レンジ調理した牛乳と野菜を8人の被験者に食べさせた。すると全員に血液異常が起こった。 ①ヘモグロビン値減少 ②全白血球の増加 ③コレステロール値上昇 ④リンパ球の減少… 短時間で、これだけ異常が観察されたとは驚くべきことです。

http://ameblo.jp/sl-29de83su/entry-11637022613.html

電子レンジ調理の隠された危険

[1998年12月30日 ワシンントン発]

大勢の人々が、電子レンジの便利さと引き換えに、無知にも己の健康を犠牲にしている、などということがあるだろうか?なぜソビエト連邦は、1976年に電子レンジの使用を禁じたのだろうか?なぜ・・・?その理由を聞けば、あなたは自宅の電子レンジを粗大ゴミに放り投げてしまうかもしれない。

アメリカでは、電子レンジは旧式のオーブンに比べてとても便利でエネルギー効率も良いことから、9割以上の世帯に普及している。電子レンジのない家庭やレストランは、ほとんどない。一般の人は、どんな電子レンジであろうと、電子レンジされた料理やそれを使う人に危険は全くない、と考えている。

当然、もしも電子レンジが本当に危険ならば、政府はそんなものの販売を許可しないだろう。本当に・・・?電子レンジについて”公に”発表されることが何であれ、私は、この記事の中で紹介された調査結果に基づいて、個人的に電子レンジを使わないことにしている。

この報告書の目的は、電子レンジが不自然で、不健康で、だれもが想像している以上にはるかに人体に有害である証拠を示すことだ。

しかし、電子レンジ製造元、ワシントン市にいる政治家たち、そして頭の固い古い人々は、事実や証拠を押さえ込もうとしている。それゆえに、一般の人々は電子レンジの危険性を知ることもなく、喜々として電子レンジを使い続けているのだ。

電子レンジはどうやって動くのか?

電子レンジに使われているマイクロ波は電磁気エネルギーの一種で、光波やラジオ波と同様、電磁気エネルギー・スペクトルの一角を占めている。現代の科学時代においては、マイクロ波は、長距離電話信号、テレビ番組、コンピューター情報などを地上間あるいは宇宙空間の衛星に中継放送するために使われている。しかし、我々にとって最も身近なマイクロ波の用途は、調理のエネルギー源としてである。

電子レンジにはマグネトロンという管が入っていて、その中で波長約2450メガヘルツ(2.45ギガヘルツ)のマイクロ波を照射する電磁場が作りだされ、物体の電子に作用する。このマイクロ波放射線が、食べ物の分子に作用する。

全ての波動は、周波が一回転する間に極性がプラスからマイナスに変わる。マイクロ波の場合、毎秒何百万回極性が変化する。磁石に南極と北極があるように、食べ物の分子とりわけ水の分子にも、プラス極とマイナス極がある。

市販の電子レンジには、約千ワットの交流電力が備えられている。マグネトロン管から生じるこれらのマイクロ波が食べ物を爆撃することによって、マイクロ波と同様に極性をもった分子が毎秒何百万回、回転する。

このように非常に激しく掻き混ぜられた分子は”摩擦”熱を生じ、その結果食べ物が熱せられる。この尋常でない加熱方法はまた、周辺の分子構造を相当に破壊し、しばし分子を引き裂くか、力づくで分裂させる。

これとは対照的に、太陽から放射されるマイクロ波は、摩擦熱を生じない直流の原理に基づいている。一方電子レンジは、摩擦熱を生じる交流を用いている。

電子レンジのマイクロ波は、波動エネルギー・スペクトラムのただ一つの狭められた振動数の範疇の、損傷した放射線である。一方、太陽光の波動エネルギーは、広範囲のスペクトラムを放射する。

電磁波について説明するさいに、波長、振幅、周波数、振動数などの用語が用いられる。

  • 波長の長短が、X線、紫外線、可視光線、赤外線などの放射線の種類を決める。
  • 振幅は、起点から測定された波動の動きの幅を表す。
  • 周波数は振動数の一単位で、毎秒あたりの回転数あるいはヘルツなどで表される。
  • 振動数は、一定時間内(通常1秒間)に生じる波動の回数である。すなはち、一単位時間ごとの反復数、毎秒ごとの周波の繰り返し回数である。
  • 放射線は、電磁波エネルギーの放射波動のことである。

電子レンジ調理された食べ物は、放射線照射された食べ物と同じでないといわれている。この二つの方法は、完全に異なった波動エネルギーを用い、照射する強さも異なっている。

政府が発表した研究結果には、現在のマイクロ波使用の危険性を証明したものはないが、それらが全く正当であるとはいい難い。あるものは故意に制限されており、これらの研究の大部分は後に不正確だったことが判明した。消費者としては、マイクロ波を使用すべきかどうか判断するさいには、あるていど常識的感覚に頼るのがよかろう。

1960年代後半、卵がどのように我々の健康に有害であるか“証明”されたかを思いだしてみよう。卵有害説によって、疑似卵製品が出回るようになり、製造元企業は大きな利益を手にした一方で、卵生産農家は破産に追い込まれた。

現在は、政府が後押ししている最新の研究結果から、卵は健康に全く有害でないとされている。というわけで、我々が健康を考えるときには、一体だれを信用しどんな判断基準を採用すべきなのかが問題である。

正しい母親の直観

もっと人間臭いことをいえば、母親ならだれでももっている“第六感”に口をさしはさむことは不可能である。試したことがあるだろうか?子どもは、母親の直観には絶対に勝てない。それはまるで、どこからともなく現れた武力をもった相手と言い争うようなものである。母親がブレーキを踏んだ瞬間に、あなたは後部座席に貼り付けられるようなものである。

我々の大部分が、母親や祖母が近代的な“裏返し”料理方法は食事作りに“適していない”、と考えている世代である。私の母など、どんな食べ物でも電子レンジで調理することを拒否していた。

母はまた、コーヒーを電子レンジで温めることも好まなかった。私はこれについては完全に同意こそすれ、反論などできない。母の直観と常識的感覚では、電子レンジ調理は全く不自然で、食べ物の本来の風味を損なわせるものだったのである。

そんな母も退職する前は、仕事の都合上やむなく、不本意ながらも残りものを電子レンジで温めていた。

同様に感じている人はそのほかにも大勢いるが、彼らは自らを、電子レンジが初めて市場で圧倒的優位に立った1970年代以前に生きる“古臭い少数派”だと思っている。

当時の大部分の若者と同様に、私も電子レンジが普及するにつれ母の直観的な知恵を無視し、電子レンジ調理は大変便利なので何も不都合なことはないはずだと考える世の中の多数派の側に入ってしまった。

母の直観に軍配を上げよう。なぜなら、母は電子レンジの危険性について科学的・技術的な裏付けを知らず、それが健康に有害であることを知りもしなかったのに、電子レンジしたときの食べ物の味の変化から、電子レンジが良くないものであると悟った。母は、電子レンジしたとき食べ物の舌触りが変わるのも好まなかった。

電子レンジされた乳児のミルクは安全でない

電子レンジの危険性を警告する研究は数多く公表されているのだが、わずかに注目されているにすぎない。ヤング・ファミリーズというミネソタ大学の公開講座が、1989年に以下のことがらを発表した。

『電子レンジは食べ物をすばやく加熱するが、乳児の哺乳瓶を温めるために使うのは勧められない。電子レンジで温めた哺乳瓶は、触れても熱くないが、瓶の中のミルクは大変熱くなっていて赤ちゃんの舌とのどを火傷させるかもしれない。

また哺乳瓶のような密閉容器は、蒸気が充満して爆発する恐れがある。哺乳瓶を電子レンジで温めると、ミルクの成分がわずかに変化することもある。粉ミルクの場合、ビタミン類がいくらか失われるかもしれない。

母乳を電子レンジすると、母乳のもつ乳児を保護する性質が破壊される恐れがある。鍋に水を入れてその中に哺乳瓶を浸けて熱するか、湯せんするかして温め、授乳する前に手首にとって味見すれば、数分間余計に時間がかかるかもしれないが、そっちの方がずっと安全な方法である』

「ランセット」1989年12月9日号に掲載されたリタ・リー博士の論文

『乳児用ミルクを電子レンジ加熱すると、ある特定のトランスアミノ酸が合成シス異性体に変化した。合成異性体は、シスアミノ酸であれトランス脂肪酸であれ、生物的には活性化していない。

さらに、Lプロリンというアミノ酸の一種は、神経毒性と腎毒性があることで知られるD異性体に変化した。母乳で育児されない乳児が数多くいることだけでも十分に良くないことなのに、その上人工乳を電子レンジにかけて毒性をより強めて乳児に与えている』

電子レンジで温められた血液は、患者を殺す

1991年、医療機関で輸血用血液を電子レンジで温めることに関する裁判が開かれた。この裁判は、単純な輸血であったにもかかわらず腰の手術で死亡したノーマ・レビさんについてのものだった。

看護士が、レビさんに輸血する血液を電子レンジで温めたと思われる。この悲劇によって非常に明白になったことは、電子レンジは、我々が“温める”と思っている以上の何かがある、ということである。輸血用血液は、一定期間ごとに温められるが、電子レンジは使われない。しかし、レビさんの例では電子レンジのマイクロ波が血液に何らかの変化を与え、それが原因でレビさんは死亡した。

科学的証拠と事実

19992年、ラウム・ウント・ツェルトが出版した、旧来の方法で調理された食べ物と電子レンジ調理された食べ物の比較研究の中には、次のように記されている。

『自然療法の基本的な考えでは、未知の分子と波動エネルギーを人体に取り入れることは、おそらく体に良いというよりむしろずっと害の作用が大きい。

電子レンジ調理された食べ物の中には、人類が火を発見した太古の昔からの方法で調理された食べ物の中には存在しない、分子と波動エネルギー両方が含まれている。太陽光線と恒星から放射されるマイクロ波エネルギーは、交流電気が基になっている。

電子レンジなどにより人工的に作られるマイクロ波は、交流電気から起こされ、照射した食べ物のあらゆる分子に、毎秒1億回以上の極交替を引き起こしている。

分子が不自然に作られることは避けられない。電子レンジをかけた状態では、自然発生したアミノ酸は毒性をもった形に変化するのみならず、異性体にも変化することが観察された。

短期間の実験で被験者に電子レンジ調理した牛乳と野菜を食べてもらったところ、彼らの血液中に異常な変化がかなり認められた。8人の被験者は、異なった方法で調理された同じ条件の複数の食べ物をさまざまに組み合わせて食べた。

電子レンジ調理された食べ物を食べた被験者の血液中では、例外なく変化が生じた。ヘモグロビン値が減少し、全ての白血球とコレステロール値が上昇した。リンパ球は減少した。

血液中の変化を識別するのに用いられたのが、発光バクテリアである。電子レンジ調理された食べ物を食べた後採取された被験者の血清中に、これらバクテリアの発光物質が増殖した』

スイスでの臨床実験

ハンス・ウーリッヒ・ヘルテル博士は、食品専門科学者としてスイス有数の世界的に有名な食品会社で長年働き、現在は退職している。彼は数年前、ある食品変性加工技術について会社に質問したことが原因で、解雇された。

1991年、ヘルテル博士とローザンヌ大学の教授が、電子レンジ調理された食べ物は、従来の方法で調理された食べ物に比べ健康に及ぼす危険性が大きいことを示す研究結果を共同執筆し、出版した。

「ジャーナル・フランツ・ウェーバー」19号にも、電子レンジ調理された食べ物が血液に発がん作用を及ぼすとする記事が掲載された。ヘルテル博士らの報告書は、その記事の後に続くものである。ところで、その雑誌の表紙には、グリム・リーパーが片手に電子レンジをもっている写真が載っていた。

ヘルテル博士は、電子レンジされた食べ物の栄養素が血液と人体の生理に及ぼす影響について最初に疑問をもち、質の高い臨床実験を行った科学者である。

彼の小規模ではあるがよく制御された研究は、電子レンジは退行的な力を電子レンジされた食べ物に作用させることを示した。科学的な結論は、電子レンジは、電子レンジ調理された食べ物の栄養素を変え、その変化はその料理を食べた人の血液を通じて人体の退行を促す、ということである。

ヘルテル博士の研究は、スイス連邦技術局と生化学大学のレルナルド・H・ブラン博士と共同で行われた。

この実験では、被験者に二日~五日の間隔をおいて、以下の異なった種類の食べ物を空腹時に食べてもらった。(1)生乳 (2)従来の方法で温められた牛乳 (3)パスチャライズ牛乳 (4)電子レンジで温めた牛乳 (5)有機栽培された野菜 (6)従来の方法で調理された有機野菜 (7)電子レンジで解凍した冷凍有機野菜 (8)電子レンジ調理した有機野菜

被験者らは一人ずつ隔離され、食べる直前に採血された。それから上記の牛乳もしくは野菜を食べた後、一定の時間をおいて再び採血した。

電子レンジ調理された食べ物を食べた後時間をおいて採取した血液に、大きな変化が見られた。それは、ヘモグロビン値とコレステロール値、とりわけHDL(善玉コレステロール)とLDL(悪玉コレステロール)の比率の減少であった。

電子レンジ調理された食べ物を食べた後は、そのほかの種類の食べ物を食べた後よりもはっきりと短時間に、白血球が減少した。こうした減少はそれぞれ、退行的な変化を示した。

さらに、実験に用いられた食品中のマイクロ波エネルギーの量と、それを食べた被験者の血清中に放たれた発光バクテリアの発光力との間に、非常にはっきりとした関連が示された。

これによりヘルテル博士は、このような技術的に引きだされたエネルギーは、おそらく確実に電子レンジ調理された食べ物を通じて、帰納的に食べた人に伝わるとの結論を下した。

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ウイルスと細菌の違い

2014-10-19 | 医療、健康

http://www.iph.pref.hokkaido.jp/tokushu/tokushu-komoku/influenza/what's%20virus.htm

ウイルスとは

 

  ウイルスのことを「細菌」と同じように考えている人が結構いますが、ウイルスは「ウイルス」であって「細菌」ではありません。では一体何が大きく違うのかというと、細菌には抗生物質が効くのに対しウイルスには効かないということです。細菌の中にも抗生物質が効かないものもありますが、これは抗生物質に対する耐性を獲得しただけで、もともとは効いていたのです。しかしウイルスには初めから効きません。それは、ウイルスには自分の体内に栄養を取り込んで成長・増殖するという機能がないからです。

  一見すると、ウイルスも細菌もヒトに感染して困らせるという点では同じように見えますが、彼らにしてみれば目的が違うのです。細菌は、感染した生物から栄養をもらって自分の力で増殖します。栄養があって一定の条件がそろえば増殖できるので、生物以外のものにも取り付いて腐らせます。これに対してウイルスは生きている細胞にしか取り付きません。それもそのはずで、ウイルスは自力で増えることができないので、感染した細胞をだましてその力を利用し、増殖します。

  ウイルスと細菌の違いをまとめると、以下のようになります。



             ウイルス 細  菌
増殖するとき 人や動物などの細胞の中で増える 細胞がなくても増える
核酸 DNARNAのどちらかしか持っていない DNARNAの両方を持っている
細胞壁 ない ある
蛋白合成 ない ある
エネルギー生産 しない する
2分裂増殖 しない する
抗生物質 効かない 効く



  ウイルスはその遺伝子をDNAあるいはRNAという形でたんぱく質の殻の中に保存して運搬し、特定の生物の細胞に入り込んで遺伝子をつくらせます。これがいわゆる感染です。ウイルスが感染する細胞はウイルスの種類によって異なり、ヒトや動物の細胞に感染するウイルスもあれば植物に感染するもの、さらには細菌のような単細胞生物に感染するものまであります。

 細胞は、その種類によって表面の構造が違います。ウイルスはこの構造の違いを認識して吸着します。そして細胞の中に、ウイルス生産用の遺伝子(設計図)と、その遺伝子をつくるための酵素やタンパク質など(道具)を送り込みます。すると細胞は、
送り込まれた設計図と道具がウイルス生産用であるとは気づかずにこれらを使い、自分の遺伝子をつくるはずの材料でウイルス生産用の遺伝子をつくり、さらにこの遺伝子を基にウイルスを大量につくり出してしまいます。そして細胞はウイルス生産工場となってしまうのです。この工場内で大量につくられた新しいウイルスは外へと飛び出し、新たな工場となる細胞を見つけては感染を繰り返します。
 このように、ウイルスは生きている細胞を利用することによって、次々と子孫を残してゆくのです。
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音楽がIQを高くする―米国の学力向上策にも

2014-10-19 | Music

http://jp.wsj.com/news/articles/SB12706435818283254423204580213501455904296

音楽がIQを高くする―米国の学力向上策にも
2014 年 10 月 14 日 15:08 JST

 米国の教育は終わりのない危機に直面している。米国の学生の学力は他の国の学生に大きく後れを取り、学習障害は米国の子供の5人に1人に達している。これに対し、多くの解決策が試みられているが、成功したものはほとんどない。そこで筆者はこれまでと違うアプローチを提唱したい。それは音楽のレッスンである。多くの報告から、音楽は他の多くの高価な解決策より秀でていることが明らかになっている。

 

 多くの著名な成功者が、成功の少なくとも一因として音楽教育を挙げる。昨年ノーベル医学賞を受賞したスタンフォード大学のトーマス・スドフ教授は、ノーベル賞を受賞できたのは木管楽器バスーンの先生のおかげだと述べた。6歳でバイオリンを習い始めたアルバート・アインシュタインは、相対性理論を発見したのは「音楽的な知見があったからだ」と語っている。

 しかし最近まで、鶏が先か卵が先かという疑問があった。頭が良く意欲的な人は自然と音楽に惹かれるのか。それとも、音楽が彼らを賢くし意欲的にするのか。最近発表された新たな調査報告は、かなり興味ある答えを提示する。音楽は万能薬でもなければ、あなたの子供をノーベル賞受賞者にする可能性が大きいわけでもない。だが、音楽が子供の学業成績を良くし、米国の教育の手に負えない問題の一部を解決してくれる。

 ・音楽は知能指数(IQ)を高くする

 トロント大学のE・グレン・シュレンバーグ教授(心理学)は、2004年に音楽がIQに与える影響を評価する研究を考え付いたときは、音楽が頭を良くするとの議論には懐疑的だった。彼は、1年生132人を無作為に選んで、キーボードか歌、ドラマのどれかを習うか、何も習わないかの4グループに分けた。年度末にIQを測定したところ、音楽のグループが他のグループより上昇した。

 同じくトロント大学のシルベイン・モレノ準教授(心理学)が2011年に発表した48人の就学前の子供を対象にした調査結果では、音楽のレッスンを受けた子供はわずか20日間でIQが高まり、上昇率は視覚芸術の授業を受けた子供の5倍に達した。音楽の訓練は、子供の実行機能、すなわち計画を立て、体系化し、戦略を練り、問題を解決する能力を向上させることが分かった。

 

音楽教育は文字通り脳を拡大する Denver Post/Getty Images

 ・音楽レッスンは貧困地区と富裕地区の子供の成績ギャップを小さくする

 ロサンゼルスの貧困地区の子供たちに無料で楽器のレッスンを行う「ハーモニー・プロジェクト」では、参加した子供たちは学校の成績が良くなっただけではなく、卒業後大学に進学する者が増えた。

 ノースウエスタン大学のニナ・クラウス博士(神経生物学)は、その理由を解明するため44人の6-9歳児を2年間追跡調査した後、子供たちの脳の活動を測定した。それによると、音楽を学んだ子供は言語力や読解力、集中力にとって重要な音声処理能力が大幅に向上した。その結果、学業成績も良くなった。

 ・音楽レッスンはスポーツや劇、ダンス以上に学力を高める

 ドイツ経済研究所は昨年、17歳の生徒を対象に音楽とスポーツ、劇、ダンスのそれぞれのレッスンが学業に及ぼす影響を比較調査した。それによると、授業以外で音楽のレッスンを受けた生徒は、その他の生徒に比べ認識能力がかなり高く、学業成績も良く、勤勉で意欲的だった。もちろん、音楽以外も効果はある。スポーツをしている者は意欲的で、劇やダンスをしている者は楽観的だった。ただ学力という点では、音楽のレッスンの影響が最も大きかった。

 ・音楽は読書障害を早期に見分ける安価なツールにも

 

 ブラジルの音楽教師、パウロ・エステバオ・アンドラダ氏は自分が受け持つ小学2年生の生徒たちを見て、リズムと音の高低の理解に苦しむ生徒は、後になって読書障害を持つことが多いことに気付いた。これを受けて、同氏は「ゲーム」を開発した。同氏が一連のコードをギターで弾き、生徒たちに高い音か低い音かを表すシンボルを書かせるというゲームだ。このゲームで成績が悪かった生徒は、後になって深刻な読書障害を引き起こすことが多いことを同氏は突き止めた。

 これに興味を持った同氏は、ハーバード大学医科大学院のナディーン・ガーブ助教のチームに加わり、3年間にわたって43人の生徒を追跡した。この結果、このテストで一般的な学習障害も予想できることが分かった。理由はなぜか。アンドラダ氏によると、音楽のテストで使われた脳のプロセス(聞いたことの詳細とその伝えられた順番を覚えておく能力や、音節、単語、それに文章を順番に聞く必要性など)は読書のために学ぶ必要のあるものと同じだからだ。ガープ助教はこのテストは安価で簡単に実施できるため、早期介入のツールとしての潜在性が大きいと述べる。

貧困地区の子供たちに無料で楽器のレッスンを行う「ハーモニー・プロジェクト」のクラリネット・グループ The Harmony Project

 ・音楽は文字通り脳を拡大する

 2009年に医学誌「神経科学」に掲載された研究では、15カ月間の楽器のレッスンの実施前と後に6歳児31人の脳をMRIで調べた。チームはレッスンを受けた群の微細運動能力と聴力をつかさどる脳の分野が大きくなり、双方の分野の能力が上がったことを突き止めた。脳の左側と右側をつなぐ脳梁も太くなった。

 この研究論文の共著者であるボストンカレッジのエレン・ウィナー教授(心理学)は、「音楽以外の効果を期待するのであれば、私は粘り強さや自制心といった点に注目する。なぜなら、楽器の演奏にはそういったことが必要だからだ」と述べる。

 しかし、音楽レッスンは依然たいして必要のないものだと考えられている。ジャーナル・オブ・エコノミック・ファイナンスの2011年の分析によると、ある郊外の地区で幼稚園から高校までの音楽レッスンにかけられている費用は、生徒1人当たり年187ドルと、全教育予算のわずか1.6%を占めるに過ぎない。これで米国の教育が直面する最も厄介で最もカネのかかる問題の一部が解決できるのであれば、儲けもののように思える。

 (筆者のジョアン・リップマン氏は元ウォール・ストリート・ジャーナルの副編集長。メラニー・カプチンスキー氏との共著「Strings Attached: One Tough Teacher and the Gift of Great Expectations(条件付き:ある厳しい教師と大いなる期待の贈り物)の著者)

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