Tokyo Walker

諸事探訪

ショウブ・アヤメ・カキツバタ

2022年06月04日 15時46分49秒 | カメラ

ショウブ、アヤメ、カキツバタ、アイリス・・・・その違い
 よく散歩に出かける薬師池公園の花は棚田のように水を張った所に咲いているから、「池沼やため池など水辺に群生」なので「ショウブ」であろう。しかし、花の色からすると「ハナショウブ」でもあるようだ。「畑や草原、乾燥した土地」ではないから「アヤメやアイリス」ではなさそうだが、さてどうだろう。
 「シュブ、アヤメ」くらいは知っていたが、その違いは判らない。そこで、ちょいと調べてみた。なかなか複雑で、一様には見分けられない。TVで見た京都の某寺で咲いていた花は全身濃い紫で、白や黄色の模様は見えなかった。これもまた別の種類なのだろうか。
 調べているうちに「カキツバタ、アイリス」まで出てきたが、もう何が何やら判らない。

 更に、同じアヤメ科に「アイリス」がある。ヨーロッパなどが原産で、日本の「花菖蒲」同様、品種改良が積極的におこなわれ、「花の咲き方の種類は菖蒲が一番」、「花の色の種類はアイリスが一番」とも言われている。

 端午の節句(5月5日)に使う菖蒲湯のショウブは、同じサトイモ科で葉は似ているが、花は「ガマの穂」状態で全く別の品種である。道理でねぇ。昔、銭湯に通っていた頃、菖蒲湯があったが、確かに花が付いているのを見たことは無かった。ガマの穂も見なかったが。

 「何れ菖蒲か杜若」(いずれあやめかかきつばた)は、どちらも優れていて、選択に迷うこと、いずれ劣らぬ美しさなので、選択に迷うこと。双方美人の例えで使われるが、「太平記」が出典のことわざ。現代では初音ミクの曲「何れ菖蒲か杜若」の方が有名かもしれない。