この時期、ひょいと庭先を見てみると、いつの間にか春の息吹がムズムズと。美味そうなネギのような葉が生えだした。この場所はおそらくチューリップではなかろうか。写真ではちょっと判らないが、このやさし気な緑は春独特の色合いだ。寒い寒いと思っているうちに、足元にはちゃっかり春が近づいていた。
SONY α7Ⅱ/MINOLTA MC ROKKOR-PF 55mmF1.7(絞り5.6)
クリスマスローズは既に咲いていた。その白さがいかにも新鮮で春らしい。まだ、随分寒い日もあるのだが、それでも時期が来ると咲くのだから、植物も大変なものだと思う。このクリスマスローズは既に10年以上も毎年ここで咲き続けている。
SONY α7Ⅱ/MINOLTA MC ROKKOR-PF 55mmF1.7(絞り5.6)
苔むした地面に花弁が散っている。この時期、これは山茶花だろうか。12月あたりから咲き始めてその後絶やさず地面が赤い。周りの何もかもが枯れ木色で寂しげな冬なのだが、ここだけは赤い絨毯を広げたように華やかで温かい。見上げてみると開花の勢いはまだ衰えてはいないようだ。
SONY α7Ⅱ/MINOLTA MC ROKKOR-PF 55mmF1.7(絞り開放)
3台を寄せ集めてRestore(2019/12/27)した「MINOLTA MC ROKKOR-PF 55mmF1.7」だが、いずれも調整なしでこんな感じ。色合いも、見た目の通りである。詳細が比較できるような写真ではないが、特に違和感もなく、不足は無いように感じる。細かい所では明暗階調や収差等々いろいろあるが。ただ、画面に光源を入れた時のフレアやゴースト、ボケの具合も見てみたかったが、それはまた別の機会にしようと思う。
55mmという焦点距離は、こんな写真を撮るには可もなく不可もなく丁度いい。同じ55mmで言えばNIKON Micro-NIKKOR 55mmF2.8があるが、絞り開放の時の被写界深度の違いはもう少し大きく影響するかもしれない。それ以外で撮る分には何ら差異がないように思う。
ただ、2枚目のクリスマスローズでは、もう少し寄りたかったが、この辺が限界。その意味ではMicroには敵わない。Microも汎用でも使えるとよく言われるが、こんなところで「用途の違い」を思い知る。
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