4年周期の証明 日本のサッカー大好き!

サッカーについて語るときに私の語ること サッカー大好き ジャパンフットボールで一期一会 記事上ノくーろん者。

笑えないエピソード

2007年01月07日 11時47分17秒 | 観戦記
第85回全国高校サッカー選手権大会
準決勝 第二試合
八千代(千葉) 0-1 盛岡商業(岩手)
1/6(土)14:15 キックオフ 5度前後
9,496人
国立
得点者:79' オウンゴール(盛岡商業)

地元からわずか数十分ということもあり第一試合終了前から降りしきる雨の中多くのファンが空いた雨の凌げる席を探していた。J入りの選手2人を擁し初戦で国見、3回戦では再注目チーム野洲を圧倒した八千代にはどうしても周囲から期待の目が集まっていた。
しかしここで観た八千代のサッカーはまるで前監督時代の代表チームを思わせるかのごとくパスパフォーマンスだけのサッカーだった。
試合は前半から巧みなパスで繋ぐ八千代が盛商サイドまで持ち込みシュートを狙い攻勢をみせた。しかしシュートは枠に飛ばず、セットプレーも精彩を欠き、低い位置でのパスミスなどここまでの道のりを疑問視させるプレーだった。逆に盛商は濡れてボールのスピードを殺すピッチにダイレクトパスを多用する戦術が当り八千代の空いたスペースを狙いチャンスを作った。
前半両チーム無得点で終え後半を迎える。八千代は後半9分2トップの右を担う9FW下田に代え今大会1得点を刻んでいる20FW高橋を投入し攻勢を仕掛ける。11分には盛商が13FW大山に代え15MF中澤を投入。このあたりから叙々に盛商が左右のサイドを起点に八千代の布陣に揺さぶりをかけ攻勢を見せ始める。後半26分八千代は15MF原に代え14MF藤井を投入し残り時間での得点を狙う。盛商は8人で守備を固め八千代の攻撃を凌ぎチャンスをうかがう。33分八千代は左サイドから20FW高橋がドリブル突破で持ち込み左クロスを上げるもDFがクリア。35分11FW山崎がDFをかわしシュートを放つもわずかに右に反れる。36分には右サイドから突破を仕掛けるもDFに阻まれシュートに至らず。盛商じゃ15MF中澤をわずか25分で下げDF松葉を投入しさらに守備を固める。攻める八千代、守りに入った盛商の行方はPK戦に持ち込まれるかと思われたロスタイム2分、盛商11FW林が右サイドから持ち込みCKを奪う。11FW林から放たれた右CKをGK17澤田がファンブル、そのままボールはゴールに弾み込み痛恨の失点となる。その2分20秒後雨中の準決勝はロスタイムを終え決勝に進む第2のチームを讃えた。盛商は岩手県代表として1961年以来(第39回大会 遠野)、46年ぶりに決勝へ進出を決めた。

優秀な選手を揃え巧みな技術をみにつけたチームであっても、その環境に順応した戦術で戦えなければ悲劇のヒーローとなる。本命、強豪と言われていたチームが去っていった今大会、目立つのは「初○○、初○○、」ばかり。しかしこの準決勝という聖地の大舞台でも目新しいプレー、例年通りの圧倒的なサッカーを見る事は出来なかった。まるで3回戦以前のチームという感覚すら覚えた。コンディションの良い決勝の舞台では果たして感動できるプレーが見れるだろうか。期待したい。
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ナショナルスタジアム

2007年01月07日 11時46分20秒 | 観戦記
第85回全国高校サッカー選手権大会
準決勝 第一試合
作陽(岡山)1-0 神村学園(鹿児島)
1/6(土)12:10 キックオフ 5度前後
7,730人
国立
得点者:24' 石崎晋也(作陽)

吹き荒む風、冷たい雨、濡れるピッチに止まるボール。
この上ない悪天候の中行われた準決勝一回戦。
作陽は現在得点ランクトップの小室をベンチスタートで温存しキックオフを迎えた。
作陽のファーストシュートは弱くピッチを流れる。3分には神村がシュートを放つも左サイドネットを揺らす。神村はサイドから仕掛けると4人のオフェンスがペナルティエリアに走り込みチャンスを狙う。試合が動いたのは前半24分作陽8MF立川の左遠目からのFKに現在2得点中の7MFがDFラインを押しのけヘディングシュートを放つ。放たれたシュートをGK矢野が弾くも詰めていたキャプテン3DF石崎が右足で押し込み先制点を奪う。
後半を1点ビハインドで迎えた神村は1年生24FW矢松に変えチーム最多得点の14MF五領を投入し攻勢を期待する。作陽も16MF高山に変え11MF小室を投入し追加点を狙う。
後半に入っても両チーム拮抗した試合展開で時間を進める。後半11分神村は2年生20FW木村に代え同じく2年生の9FW中村を投入、18分には15MF里に代え158センチの11FW村田を投入し攻撃の起点を増やす。その2分後作陽は17DF櫻内に代え1トップでポストプレーの起点ともなる9村井を投入し停滞したムードの打開を狙う。
神村は作陽の攻め上がりにDFラインがずるずると下がりだしシュートを放たれる。中盤でのボール回しも繋がらず、時折持ち込むもシュートに繋がらず時間だけが経過していく。後半30分をすぎから神村は14MF五領を起点に攻勢をみせシュートを放つも同点弾を奪えず、逆に作陽11MF小室のドリブル突破からカウンターを狙われ1点に手が届く前に終了のホイッスルがピッチに響いた。この瞬間作陽が岡山県代表初の決勝進出を決めた。
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