
第83回全国高校サッカー選手権大会
<<準決勝>>
2005年1月8日(土)
東京・国立競技場 14:10
8.8℃ 風速 北7.1m/s
星稜高校(石川県代表【6年連続15回目】)
2-2(PK4-5)
市立船橋高校(千葉県代表【6年連続16回目】)
21411人
星稜U―20【10】MF本田(3年)はJ1名古屋、市船【5】DF渡邊はJ2仙台に内定。
<<観戦記>>
風下からの出足となった市船、前半の展開いかんでは苦しくなる。
選手権初の国立となった星稜(平成3年70回大会国見に敗れ国立進出を逃したベスト8が最高)、大観衆を前にプレッシャーで畏縮しなければ勝利が見えるだろう。
開始早々試合が動く
3分星稜【4】DF込山(3年)のロングスローに合わせたボールを【7】MF出村(2年)のシュートはDFがクリア、こぼれたボールを【8】MF田宮(3年)が押し込み先制(1-0)
星稜は流れを掴み、攻撃を仕掛け続ける。
16分レフティー【10】MF本田(3年)の約30メートルのミドルシュートは枠をそれるも観衆を湧かした。
市船は中盤でのパスワークから前線へのフィードで攻撃を仕掛けるもDFにクリアされ、シュートまで持ち込む事ができない。
地元船橋から近いため600人の応援団が会場を盛り上げる市船。同点弾への勢いをイレブンに送る。
29分市船【6】MF鈴木(3年)、【9】MF壽(3年)と繋いだパスを【15】MF小山(1年)がDFを抜きさりながら放ったシュートがゴールに突き刺さる。(1-1)
ロスタイム1分もお互い攻防を繰り返すも得点ならず前半終了。
先制された市船は追い付いた事で志気をあげたまま後半のピッチに立つ。
追い付かれた星稜、再び流れを掴めば勝利が近付くだろう。
後半両チーム流れが傾ことなく攻めと守りを繰り返す。
市船【7】MF薬袋(3年)、【14】FW森野(2年)が左から責め上がるがクロスをあげられず。
星稜【11】FW橋本(3年)が中央突破や、パスを受けての素早いシュートを放つなど攻撃の起点となるも得点にいたらず。
18分市船190センチ【10】FW榎本(3年)に代え181センチ【11】FW本山(3年)を投入。
25分市船【14】FW森野(2年)に代え163センチと小柄のスピードある【19】FW白山(2年)を投入。
29分DFの間を抜いたスルーパスを【19】FW白山(2年)が持ち前の韋駄天走りでDFを追いこしゴールエリア【17】GK小倉(1年)との1対1も冷静にゴールを見てシュート、市船逆転。(1-2)
30分星稜【9】FW綿谷(2年)に代えガンバジュニアユース出身スーパーサブ【13】FW三木(2年)を投入。
37分市船石渡監督、中盤でコンパクトにプレイするように指示。
48分(ロスタイム3分)試合終了まぎわ左コーナーを星稜【6】MF大畑(2年)が合わせて角度の少ない位置からバランスを崩しつつも前のめりめな状態からのシュートがゴールに突き刺さる。(2-2)
試合はPK戦へ。
☆市船
1:○【6】MF鈴木(3年)
2:○【11】FW本山(3年)
3:○【3】DF谷津(3年)
4:×【7】MF薬袋(3年)
5:○【5】DF渡邊(3年)
6:○【9】MF壽(3年)
★星稜
1:○【10】MF本田(3年)
2:×【11】FW橋本(3年)
3:○【5】DF清水(2年)
4:○【7】MF出村(2年)
5:○【4】DF込山(3年)
6:×【13】FW三木(2年)
国立という高校生の聖地でプレッシャーの片鱗も見せず勇猛果敢に戦った星稜。PK戦で外したFW二人には特に追い詰めた気持ちがあったのではないだろうか。
両校はともに2回戦シード校だったが、星稜-滝川第二、市船-東福岡と名門強豪同士の厳しいスタートだった。特に市船は青森山田、鵬翔と強豪続きの連戦となった。今年の市船は特にタレントが少なく予選から合わせ5度のPK戦を制しての決勝進出。国見を完封した今年の鹿実に昨年同様接戦に持ち込むのも難しいかもしれない。しかしだてに国立不敗神話を唄う伝統のブルーには全観衆を沸き上がらせるプレーを今年も期待したい。
<<準決勝>>
2005年1月8日(土)
東京・国立競技場 14:10
8.8℃ 風速 北7.1m/s
星稜高校(石川県代表【6年連続15回目】)
2-2(PK4-5)
市立船橋高校(千葉県代表【6年連続16回目】)
21411人
星稜U―20【10】MF本田(3年)はJ1名古屋、市船【5】DF渡邊はJ2仙台に内定。
<<観戦記>>
風下からの出足となった市船、前半の展開いかんでは苦しくなる。
選手権初の国立となった星稜(平成3年70回大会国見に敗れ国立進出を逃したベスト8が最高)、大観衆を前にプレッシャーで畏縮しなければ勝利が見えるだろう。
開始早々試合が動く
3分星稜【4】DF込山(3年)のロングスローに合わせたボールを【7】MF出村(2年)のシュートはDFがクリア、こぼれたボールを【8】MF田宮(3年)が押し込み先制(1-0)
星稜は流れを掴み、攻撃を仕掛け続ける。
16分レフティー【10】MF本田(3年)の約30メートルのミドルシュートは枠をそれるも観衆を湧かした。
市船は中盤でのパスワークから前線へのフィードで攻撃を仕掛けるもDFにクリアされ、シュートまで持ち込む事ができない。
地元船橋から近いため600人の応援団が会場を盛り上げる市船。同点弾への勢いをイレブンに送る。
29分市船【6】MF鈴木(3年)、【9】MF壽(3年)と繋いだパスを【15】MF小山(1年)がDFを抜きさりながら放ったシュートがゴールに突き刺さる。(1-1)
ロスタイム1分もお互い攻防を繰り返すも得点ならず前半終了。
先制された市船は追い付いた事で志気をあげたまま後半のピッチに立つ。
追い付かれた星稜、再び流れを掴めば勝利が近付くだろう。
後半両チーム流れが傾ことなく攻めと守りを繰り返す。
市船【7】MF薬袋(3年)、【14】FW森野(2年)が左から責め上がるがクロスをあげられず。
星稜【11】FW橋本(3年)が中央突破や、パスを受けての素早いシュートを放つなど攻撃の起点となるも得点にいたらず。
18分市船190センチ【10】FW榎本(3年)に代え181センチ【11】FW本山(3年)を投入。
25分市船【14】FW森野(2年)に代え163センチと小柄のスピードある【19】FW白山(2年)を投入。
29分DFの間を抜いたスルーパスを【19】FW白山(2年)が持ち前の韋駄天走りでDFを追いこしゴールエリア【17】GK小倉(1年)との1対1も冷静にゴールを見てシュート、市船逆転。(1-2)
30分星稜【9】FW綿谷(2年)に代えガンバジュニアユース出身スーパーサブ【13】FW三木(2年)を投入。
37分市船石渡監督、中盤でコンパクトにプレイするように指示。
48分(ロスタイム3分)試合終了まぎわ左コーナーを星稜【6】MF大畑(2年)が合わせて角度の少ない位置からバランスを崩しつつも前のめりめな状態からのシュートがゴールに突き刺さる。(2-2)
試合はPK戦へ。
☆市船
1:○【6】MF鈴木(3年)
2:○【11】FW本山(3年)
3:○【3】DF谷津(3年)
4:×【7】MF薬袋(3年)
5:○【5】DF渡邊(3年)
6:○【9】MF壽(3年)
★星稜
1:○【10】MF本田(3年)
2:×【11】FW橋本(3年)
3:○【5】DF清水(2年)
4:○【7】MF出村(2年)
5:○【4】DF込山(3年)
6:×【13】FW三木(2年)
国立という高校生の聖地でプレッシャーの片鱗も見せず勇猛果敢に戦った星稜。PK戦で外したFW二人には特に追い詰めた気持ちがあったのではないだろうか。
両校はともに2回戦シード校だったが、星稜-滝川第二、市船-東福岡と名門強豪同士の厳しいスタートだった。特に市船は青森山田、鵬翔と強豪続きの連戦となった。今年の市船は特にタレントが少なく予選から合わせ5度のPK戦を制しての決勝進出。国見を完封した今年の鹿実に昨年同様接戦に持ち込むのも難しいかもしれない。しかしだてに国立不敗神話を唄う伝統のブルーには全観衆を沸き上がらせるプレーを今年も期待したい。