父の病気が発覚し、2週間後。
GIST(消化管間質腫瘍)だと思われるが、最初の病理検査で典型的ではないことがわかり、胃がんの可能性も捨てきれない。
そして腫瘍のできている箇所が食道のすぐそば、ということで、胃を全摘することに。
さらに、胆嚢とそのあたりに溜まった腹水を除く手術が行われました。
平日、月曜の朝8時。
家族全員が病室に集まり、9時に手術室へ。
手術は5時間が見込まれていることから、家族の付き添いは2名がいいと言われ、結局3名で待つことに・・・
9時から5時間というと、、、終了は午後2時頃。
この5時間を控室で過ごす。
控室はほかの患者さんの家族も一緒で、ドアは開きっぱなし。
だから無駄におしゃべりもできず、ひたすらスマを見たり新聞や本を読んだり・・・
また、おやつや飲み物を買ってきて飲み食いしたり。
私は1時間くらい居眠り。
お昼12時少し前に、手術室から看護師さんがやってきて、現状の説明がありました。
「腹水と胆嚢を摘出したところです。安定しており、そのまま胃の摘出に入ります。」
とのこと。
この説明の後、お腹は空いていないものの、いつ食べられるかわからないので、コンビニからおむすびを買ってきて簡単に食事を済ませました。
ほかの患者さんの家族も同様に、買い出しに行って、お昼を食べて過ごす・・・
午後1時半頃に、朝同じ時間に手術に入った患者さんの家族が呼ばれた。
私たちはさらに1時間待つ。
不思議なことに、まったく不安とかそういったものはなく、淡々と時間が過ぎていったという気がする。
ただ胃を切るだけ。不要なものを取り除くだけ。
そこから先のことは、あまり思い浮かばなかった、というのが正直なところかもしれない。
予定時間を1時間弱過ぎた午後3時近く。
ようやく執刀医から声がかかった。
つづく・・・
しかし呼ばれない。