隔年で行われている「さいしん海外旅行シリーズ」
今回でなんと11回目。しかも全県で13班 合計約500名募集というすごい企画です。
憧れのフランス、芸術の都パリと海に浮かぶ奇跡の世界遺産モンサンミシェル
王政象徴の地ベルサイユに銀行の要請により行ってきました。
パリ市の南寄りにあるモンパルナス駅にTGVに乗る為、朝向かう
駅構内はかなり広い。主にフランス西部、南西部方面の列車の始発駅である
モンパルナス駅は1840年に開業したという
なんと江戸時代末期の頃だ
フランス自慢のフランス国鉄(SNCF)が運行する高速鉄道
名称は「TGV]
最初に考案されたのは1960年代で日本が東海道新幹線の工事を始めた直後であった
上が新しいTGV、下の列車に乗ってレンヌ駅へ向かった
駅には改札がなく、乗車する前にホームの入口にある
この刻印機で切符に日付を刻印することが義務付けられている
この刻印がないと検札の際に追徴金を支払うことになるらしい。
旅行者にとっては勝手がわからないと、えらい目に合う。
フランスのごみ箱はアールヌーボー調で芸術的だ
こんなところにも芸術の都パリを感じてしまった
モンパルナス駅から約2時間。レンヌ駅に到着。
途中、ル・マン24時間レースで有名なル・マン駅を通った。
レンヌの市街地。レンヌは西部に位置する人口約20万人の都市で
ブルターニュ地域圏の首府。プジョーシトロエンがある。
ここはモン・サン・ミッシェル観光の起点となる街で
仙台市と姉妹都市を結んでいる
レンヌからモン・サン・ミッシェルまではバスの旅
道中はゆるやかなアップ&ダウンヒルの草原が続くのどかな田舎の風景だ
土地はあまり肥沃でないとガイドさんは言っていた
車中から見た非常に気に成った樹木
ヤドリギといわれ、樹木の幹に寄生して成長する
鳥の巣のような姿の植物。幸福の木とも言うらしい。
さーこれから奇跡の世界遺産モン・サン・ミッシェルだ
これは島内の案内図
ブルターニュ半島とコタンタン半島との間にあるアンマロ湾
奥に位置する小島。8世紀初め(708年)に
建てられた小礼拝堂を起源とするベネディクト会
修道院の建物があり、フランスでもっとも有名な巡礼地
モン・サン・ミッシェル全景をのぞめる写真撮影の絶好ポイント
ここで最初のため息が皆出た。
「すごい!」
海の海水と川の水をせき止めているポンプ場のような施設
目の前を丁度、馬車が通ったので思わずパチリ
フランスは馬車がよく似合う。ポエムだ
レストランのホールの所でこのDVDが流れていたので
ちょっと拝借。行った日はあいにく曇天の日だったので
晴れたこのDVDを見ればその美しさがさらに良くわかるはずだ。
島の入口(ラ・ヴァランセノワ)の横ではためく
トリコロールの3色旗(フランス国旗)
青は自由、白は平等、赤は博愛を表すと言われている
1794年に現在の旗となった。
参加者全員の記念写真を撮ってくれたご夫婦の写真家を逆写
二人に送りたいいい写真だ
ホテル ルレ・サン・ミッシェルから大型相乗りバスに乗り約5分
寒風吹きすさぶ中、木道の道を
島へ歩いていく。バスはなぜか途中で止まってしまう。
今回の旅で一番寒かった場所だった。
1870年に島をつなぐ道路ができたが、従来の景観に戻すために
現在工事が行われている
ガブリエルの塔。16世紀の国王代理官ガブリエル・デュプイが設置した砦
全方位からの攻撃に対応でき、中には大砲が備えられていた
モン・サン・ミッシェル修道院は御覧の様に
岩盤の上に建っている。建物の随所にこの岩が
一部露われている。さぞ、建築した人たちは大変苦労したことだろう。
有料トイレ。トイレはここのみ 50セント(約70円)払う。
ヨーロッパの建物は基本的に石積造だが、ここもご覧のような積み方だ。
島の入口から修道院へと続く石畳の細道、両側にはホテルやレストランカフェ
ショップが立ち並びいつも賑やかなグランド・リュ
ここの名物、ミル付グランド産お塩。12ユーロ(約1650円)
洞窟内に建てられたサン・ピエール教会。現在も周辺住民がミサに訪れる
入口横に見えるのはジャンヌ・ダルク像
いよいよ島のハイライト、モン・サン・ミッシェル寺院が近づいて来た
ロマネスクとゴシック建築の建築芸術だ
修道院まではかなり急な坂道と階段(300段ほど)を歩く(15分ほど)
足腰が弱い人にはかなりきつい所だと思う。
修道院入口の手前でちょっと小休止。振り返ると
有名な干潟が眼下に雄大に広がっていた
まだまだ階段が続く。この辺で皆、悲鳴が出てくる
「きつい、まだ着かないの?」
動物の姿を借りた雨樋。いかにも修道院にピッタリだ。
遠く右上の方にかかっている小さく見える橋が前述した
写真撮影の絶好ポイント(ポンプ場)の所
時代とともに変化してきた修道院が模型で展示してあった
モン・サン・ミッシェルの歴史は708年、司教オベールの夢枕に立った
大天使ミカエルのお告げにより聖堂が建てられ10世紀には修道院が設置された
11~12世紀には巡礼者で賑わい13世紀にはほぼ現在の姿に
14世紀英仏百年戦争が勃発すると域塞となり難政不落を誇る
フランス革命後は監獄となり「海のバスティーユ」
として恐れられた。19世紀末から観光地となり1979年フランスで最初に
世界遺産に登録された。
鐘楼と尖塔は1897年の完成。尖塔の先には大天使ミカエルが見える
教会の正面にある広場。これは墓石だそうだ
石畳の床には職人のサインが残されている。
大聖堂の中
聖堂の手前の天井はアール木造
バイキング・ノルマン人の影響とガイドさんが言っていた
驚異(ラ・メルヴェイユ)と呼ばれる棟の最上部
列柱廊と中庭。僧たちの憩いと瞑想の場だった
どことなくスペイングラナダのアルファンブラ宮殿の香りがする。
まるでハリーポッターの世界だ
僧たちが静寂のなかで食事をとったという広々とした食堂
59の窓から光が差し込む明るい空間が人々を圧倒する。
最も古い礼拝堂。石を積んだだけの本当にシンプルな教会だ。
外へ出ると一部修復工事をしていた
この単管足場、初めて見た。きっとつばの様な所に足を掛けるのだろう
夕食後幻想的にボンヤリとライトアップされた
圧巻のモン・サン・ミッシェル
時差ボケで夜なかなか寝られずホテルの窓から見た満天の星(星を撮るのは難しい)
なんとロマンチックな一日だったことか
まだまだ旅は続く。