ちょっと前後しますが…
年内最後の観劇行ってきました。
チケット取るとき、悩んだんです。
岩松さんの作品がどんなテイストのものか知らなくて。
特設サイトで概要を読んでも掴めない。
面白い系…ではなさそう?
じゃあ、シリアス?不思議系?何?
まあでも一度は体験してみようかな、と。
っていうか、今年は観劇回数が1度しかなかったし。
で、作品が目に留まったのは二階堂ふみさんのお名前。
以前、舞台でみてよかったんだよねー
だからまた観たいと思っていて。
というわけで、チケ取りました。
とはいえ、なんとなく気になっていたので、行く数日前にSNSで検索。
そしたら…
「まったく内容がわからなかった」
「もし2度目観てもわからないと思う」
…
あっ(察し)
…
不条理系かぁぁぁぁ
私が苦手な不条理劇。
頭使うのと、眠気とが闘うやつ(笑)
それに加えての不安材料が「1列目」。
そう。チケット販売は先行発売日に発売開始と同時にポチポチする形式。
で、取れた席は1列目だったのです。
さらに当日行ってみると(そこまでは調べてなかった)ほぼセンター。
情報共有済みの友人と
「これはヤバイ…」と。
寝ちゃいけない、足も閉じておかないと…(笑)
結果。
やはり不条理劇。
頭をフル回転させて台詞を聞き逃さないように、そして状況把握や時系列も考えながら…
「ということは、こうってことか?」
とか思いながら。
でも不条理劇って答えが分からないんだよねぇ。
答えが分からないままどんどん進んでいく。
で、アレ。
主役の仲野太賀くんが舞台に一人になって、静かに前へ出てきて一礼。
それで終演と教えてもらえるやーつ。
うん。決して駄作ではなかったと思う。
結局なにがどうなのかハッキリとは分からなかったけど。
少しの狂気と切なさは心に残ってて。
たぶん、そういうことなんだと。
そうそう。不安材料だった「1列目センター」が結果よかったんだと思う。
前に見えるのは役者さんたちだけで。
その人たちの演技や空気感をどっぷり感じることができたんだよね。
必死で観てたもの。
役者陣はさすが実力者揃いで素晴らしかったなー
二階堂ふみちゃんも仲野太賀くんも聞きやすいし、スタイルいいし、上手いし。
終演後、友人とお茶しながら感想戦をしたけど
「わからなかったねーーー笑」
「でもモヤモヤはしないねー。不思議だねーー笑」
そんな感じでした。
ま、こういうこともあるから観劇もやめられないな。
来年もいい舞台に巡り会えますように。