Dance×3!

~ひよこの武道館(仮)~

舞台『オデッサ』 2/8 大阪

2024年02月10日 | お芝居

今年初めての観劇。

三谷幸喜さんの新作『オデッサ2/8 森ノ宮ピロティホール

 

いやもう、さすが!!!!

 

作品も役者さんも。

っていうか、やっぱり三谷さんの奇才っぷりが。

その独特な演出と台詞量を見事に演じた柿澤勇人さん、宮澤エマさん、迫田孝也さん。

お一人でBGMをされた荻野清子さん。

字幕表示を生で操作される裏方さん。

すべての方々がまさしくプロで。

 

休憩なしの1時間45分。

夢中で観て、笑って、感心してました。

 

アメリカ・オデッサで殺人容疑をかけられた日本人(迫田さん)

取り調べをする現地の警察官(宮澤さん)

二人の通訳をする日本人の青年(柿澤さん)

 

迫田さんと柿澤さんの会話は同郷ということで「鹿児島弁」

柿澤さんと宮澤さんが二人で話すときは「標準語」(英語の吹替的な)

3人で話すときは「英語」と「鹿児島弁」が入り乱れる。

そして、英語が話されるときは後方に大きな字幕表示が。

 

この人間関係と言語設定が最初の15分ほど(体感ですが)で分かるようになってて。

そこからは怒涛の三谷ワールド。

言葉遊び、小ネタ、伏線、どんでん返し…

いやはやいやはや…

まさしく三谷さんが考えそうな内容なんだけど。

でも

「なんであんなこと思いつくの?」

って思わせる。

終わって冷静に思い返すとちょっと不自然な回収もあったけど、そんなのどうでもいいくらい秀作でした。

 

役者勢はホントうまい。

柿澤さんは…

実は私、あまりよく知らなくて(スミマセン)

「最近よく名前聞く人だなーー」くらい(スミマセン)

その方が圧巻でね…

標準語と鹿児島弁と英語を流れるように見事に。

一緒に行った友人も私と同じくらいの認識度だったので、公演が終わったあと

「あの人、すごかったねぇ。20代後半くらいかな?すごい若手だね」

なんて話していたのですが。(スミマセン)

調べてビックリ。

36歳、劇団四季出身…今年15周年…だと?

そういうことかーーーー

やだーーー失礼!スミマセンーーーー

そりゃうまいわ!

 

そして3人とも「鎌倉殿の13人」に出ていたのね。(←これまた観ていない笑)

で、最初にナレーションが入っていたのだけど、

エンディングでその方の名前「横田栄司」さんが出たとき

そこで観客がワッと湧いたんだけど。

なるほど、この方も「鎌倉殿」ファミリーなのねーー

 

なるほどなるほど。

今回の舞台は鎌倉殿ファンの人もたくさんいたのだろうなぁ。

いや~

柿澤さんも宮澤さんも…これからも三谷作品で重宝されそうだなーーー

(迫田さんはどこでもやれるバイプレイヤーだからね)

っていうか、三谷さんの慧眼がさすがだなぁと。

 

今回は久しぶりにいい席で観れまして(5列目センター)

やっぱあれだね。

演劇は近くで観れるに越したことないね。

 

よい観劇初めになりました

 

「こういうものをやりたかった」三谷幸喜が新作「オデッサ」に手応え(舞台写真 / コメントあり)

「こういうものをやりたかった」三谷幸喜が新作「オデッサ」に手応え(舞台写真 / コメントあり)

三谷幸喜が作・演出を手がける「オデッサ」が、昨日1月8日に東京・東京芸術劇場 プレイハウスで開幕した。

ステージナタリー

 

シス・カンパニー『帰ってきたマイ・ブラザー』6/4 兵庫

2023年06月10日 | お芝居

久しぶりの観劇です。

シス・カンパニー公演『帰ってきたマイ・ブラザー』 コチラ

 

なぜこの公演を選んだかというと…

堤真一を見たかった(テヘ

私、「一度は舞台で見てみたい」と思っている俳優さんが何人かいまして。

堤真一さんもその一人。

そしてずっと機会を逃してきた方だったわけです。

逃し逃しているうちに思っていたより年月は経っていて。

気が付けば、堤さんももう58歳でした。笑

 

でも。

今回の出演者。

水谷豊さん(70歳)、段田安則さん(66歳)、高橋克実さん(62歳)、寺脇康文さん(61歳)

池谷のぶえさん(52歳)、峯村リエさん(59歳)

堤さん、若手ですやん。笑

 

というわけで、そんなベテランさんたちの舞台はどうだったかといいますと。

 

 ナニ、コレ?

 

いやほんと、そう言わずにおれない、といいますか。

で、これ。

マイナスな感想ではないんです。

上演時間1時間半ちょい(休憩なし)

ほぼ笑ってた。

内容は、

40年前にアイドルとして一世風靡した4兄弟(水谷さん・段田さん・克実さん・堤さん)がひょんなことから再結成のステージに立つことになり、そのステージに立つまでのてんやわんや。

マネージャー役は寺脇さん、当時のファン他が池谷さん・峯村さん

 

もうね。

キャラクターのぶつかり合いで。

そこから生まれる独特の間と空気感。

どこまでが芝居で、どこからが素なのかも分からない。

たぶんアドリブもいっぱい。

いい大人たちが全力で遊んでるカンジ。

 

水谷さんは途中、どこかに意識飛んじゃうし(それも芝居なのかどっちか分からない)

堤さんは声のボリュームおかしいし(お腹から声でまくり)

克実さんはいい感じでいじられるし(でも上手い)

池谷さん・峯村さんは男性陣に負けない強烈キャラだし

段田さん・寺脇さんは全体の空気をまとめながらもちょこちょこおかしくなるし

 

いやーーーホント何も考えずにただ笑ったなーーー

今回のメイン、水谷豊さんは舞台が約20年ぶりだとか。

もう…一番フシギくんでした。笑

ちょっと声のトーンを落とすと右京さんだし(笑)

 

すったもんだありながら最後は4人力を合わせてステージに立ち…

歌って終了。

 

感動も何もなかったけど(笑)この舞台は忘れないな。

よきエンターテイメントを観させていただきましたーー

さすが、ベテラン!(←結局コレかも)


音楽朗読劇 Reading High 『BASE METAL』1/28大阪

2023年02月09日 | お芝居

今年一発目のライブは音楽朗読劇でした。

BASE METAL | 新感覚・音楽朗読劇 READING HIGH(リーディング・ハイ)

 

声優マニアの友人の影響もあってここ数年ハマっている世界。

声優さんも少しずつ覚えてきました。

それと共に声優さん方の声を生で聞きたいという願望も強くなってきました(笑)

今回特に聞きたいと思ったのは安元洋貴さん。

それを友人に告げると、嬉しそうな顔。

「ふふふ。snowもだいぶん詳しくなったよね」


 いえーい。

 

今回の物語はフランス革命後の世界が舞台。

そこに存在した錬金術師たちの物語。

 

やーーもーーやっぱすごかったよねぇ。

4人の声優が作り出す世界。

朗読なのに動きが見える。

何人もの顔が見える。

それに加えて…

今回は音楽隊もすごかった!

4人だけど、複数の楽器を担当するもんだから音楽の壮大さと豊かさがすごくて。

あとは特効ね。

ケムリはもちろん爆発音やら照明やら。

 

それが合わさるとそれはそれはかなりの相乗効果で。

ずるいわ~。

そりゃ泣いちゃうわ~。

 

と、またしても今回もやられてしまいました。

物語自体もすごく上手く作られています。

そしてそれがとても私好みでした。

この「BASE METAL」、5月に東京公演が決定しまして。

まだキャストは発表されていないのですが。

友人は自分が一番推している声優さんが出るかも…とドキドキしてます。

友人の影響を受けている私ですので、その声優さんの声も生で聞いてみたいのはやまやまですが。

うーーーーん。まだ遠征するまではいかないかなーーー

 

難しいよね、その線を越えるタイミングって(笑)


『A・NUMBER』 10/29 兵庫

2022年11月07日 | お芝居

観劇しました。

A・NUMBER@兵庫県立芸術文化センター

 

観劇してからしばらくこの作品に関して触れていなかったのには訳があります。

それは…

苦手なやつだったから

 

いや~苦手だった(笑)

内容は自分たちのエゴでクローンをつくった父親とそれを知ってしまった息子(クローン)との会話劇。

戸次重幸さんと益岡徹さんの二人芝居。

 

役者さんは申し分なくて期待できたけど。

原作がイギリスの劇作家ということと内容の類がね…

すごくハマるかまったくダメがどちらかだろうな、と思っていたんです。

そして後者だったわけです 

 

どこか倫理観のない父親とアイデンティティを持った2人のクローンと本物の息子。

それぞれが求めるもののちぐはぐさ。

うん。

見どころというか、話の面白さのポイントは分かるんです。

でも、それが私にはハマらなくて。

たぶん、役者さんがあの二人だから最後までがんばれたかと。

上演時間70分だったし。


うん、まあこういうこともよくあります。

感覚は人それぞれだからね。

 

そうそう。

戸次さんの声、よかったなー。

スタイルもよかったなー。

そんなTEAM NACSのミスター残念こと戸次重幸さん。(男前)

11月7日 49歳のお誕生日だそうです。

おめでとうございます


『住所まちがい』10/22 兵庫

2022年10月26日 | お芝居

日にちが前後してしまいました。

観劇してきました。

住所まちがい@兵庫県立芸術文化センター

イタリアの劇作家が書いた脚本を白井晃さんが演出の舞台。

出演は

仲村トオルさん、田中哲司さん、渡辺いっけいさん、朝海ひかるさん

 

いや~すごかった。

約2時間10分の舞台。

休憩なし。

そんな中、1時間30分は男性3人だけのノンストップの会話劇。

舞台転換もなかったので、ほんと出ずっぱり。

で、なにってその台詞量といったら!!

3人が汗だくになりながらとにかくしゃべりまくる。

ほんと、すんごいのです。

 

そしてその会話が進むにつれて、この作品のテーマが見えてくるような。

そんな舞台でした。

なんかね、久しぶりに「しっかりした大人の舞台」を観た気分。

いや他の舞台がしっかりしていない、ということではないのだけれど。

だけど、喜劇要素も何もかも一言一句聞き逃すことなく観ないとついていけなくなりそうになるやつで。

ずっとめっちゃ集中して夢中で観てました。

 

いやしかし。

演技派舞台俳優のすごさをまざまざと。

哲司さんはスラっとしていて遠くからでも色気を感じるし、いっけいさんのムードメーカーぷりといったら。

そう、いっけいさんがとにかく素晴らしい。

あの方がいるだけで、たぶんどんな舞台でも安心感が出来るような気がする。

仲村トオルさんは、私の中で「ああ、すっかり舞台俳優なのね」って感じだったんだけど。

いっけいさん、哲司さんと一緒の場に立つと舞台俳優としてはまだまだひよっこだなぁって。

いや、トオルさん、決して下手とかではないんですよ。

でも舞台で育ってきた人たちには敵わないな、と。

 

いやはや、よき舞台でした。

 

東京初日後のコメントや舞台の様子は  コチラ で。

 


M&Oplaysプロデュース 『鎌塚氏、羽を伸ばす』

2022年08月31日 | お芝居

観劇してきました。

鎌塚氏、羽を伸ばす』 8/28 シアタードラマシティ

作・演出/倉持裕さん、主演/三宅弘城さんのシリーズ化された舞台。

今回が第6弾となります。

私、かつて一度このシリーズを観劇したことがあります。

…って、あれ?

ここに残してないな。

(調べてみる)

あ、なるほど。

私が前回観劇したのは、2012年9月の『鎌塚氏、すくい上げる』

2012年あたりはね…

ミスチルネタでさえアップできず(20thだったのに)、ブログ更新は年間で片手に余るほど…

そう。ブログを更新する余裕はなかった時期でした

 

というわけで、約10年ぶりの鎌塚氏だったのです。(その事実も恐ろしい笑)

今回、この舞台を見に行こうと思ったのは、

二階堂ふみさんを一度観てみたかった

のと

櫻井海音くん。

一度は遺伝子を生で見ておきたい、という私の本能です(笑)

インナージャーニーだと私がその音楽にハマっていないので、ライブに行くのは失礼だと思ってて。

だけど観劇なら私のフィールド、といいますか。

堂々と会場に足を運べるわけです。

 

で、舞台はどうたったかといいますと。

 

二階堂ふみさんがめっちゃよかった!!!

 

声も声量もいいし、間合いもいい。歌も上手い

そして綺麗! 華やか!! 細い!!!

小柄だけど存在感がありました

舞台女優としてまだまだ活躍されそうな感じです。

 

 深津絵里さんのようになりそうだな…

 

と。

 

ちなみに芝居の内容はといいますと。

”完璧な執事” 鎌塚アカシ(三宅弘城さん)が休暇を取り、列車旅へ。

そこで遭遇した事件を解決する、というもの。

ただ、事件を解決するというよりはそこで巻き起こる人間関係のわちゃわちゃ。

難しさはない、安心安定のおもしろ楽しいやつです。

上演時間も1時間55分(休憩なし)なので、2時間ドラマを観る感覚で観れます。

そして役者陣も…

三宅さんはもちろん、西田尚美さん、玉置孝匡さん、マキタスポーツさんと安定した方々ばかり。

西田さんもかなりステキだったな…

あと

最初アカシ氏はバカンス仕様で半袖ポロシャツにピチピチ短パンで登場するのですが。

 三宅さんの下半身の筋肉のつきっぷりが(笑)

しっかりムキムキなのが可笑しくて…釘付けでした 

 

で、海音くんね。

結論からいうと、

とにかくがんばってた!

と。そのひと言に尽きます。

すごく丁寧に演じてました。

その代わり…

まあ余裕はないよね

一つ一つを必死にこなしてた感じかな。

でもまあ、初舞台だし役者としてのキャリアもまだまだなんだから仕方ないかと。

初々しさって今しか出せないしね。

で、何がいいって諸先輩方から好印象ってこと。

最後、3回目(だったかな?)のカテコで役者全員が正面を向いて観客からの拍手を受けているとき、

海音くんの横に立ってた西田さんが海音くんの方を見て拍手をしていたんですよね。

あー愛されてるな

って思った。

愛される人柄ってこれからの芸能人生でも武器になるだろうなぁと。

 

そしてここからはちょっと辛口な私の具体的な感想。(愛情をもって)

海音くん…少し滑舌がよろしくない…かな

あと、

声が通りにくい。

あれはどっちだろ?

前日マチネソワレの2公演やったし、喉が少しやられてたのかな?

それとも元々あの声質なのかな??

前者であればいいのだけれど。

滑舌ももっと経験を積めば…

 

って私は何をエラそうに

スミマセン

 

いやー。

だけど公演後にこんなこと考えちゃいました。

喉の弱さと滑舌かぁ… 

ん?

 

  え?遺伝?

 

いやもう…

そのことでハラハラタハラするのはオトンの方だけで十分です(笑)

 

あとは…

そうそう!

私、今回かなり前方列で観たんですけど…


 海音くんのスタイルのよさってば!

顔の小ささってば!


これは本気で驚いた。

そりゃモデルの仕事くるわ。

顔の大きさとか二階堂さんと同じくらいだったもの。

けど、衣装があれなんだよね。

ダボっとした感じのやつ。

あれは何で?せっかくのよきスタイルがもったいないような気がするのですが。

今の流行りだから?

それとも海音くんの線が細いから??

なんでだろなー…(たぶん永遠に謎)


以上です。

 

なんか中途半端な内容になりましたが。

なによりも。

 完走おめでとうございます!と。

このコロナ禍、中止・延期なく完走するためにみなさん本当に努力されただろうと。

お疲れさまでした!

エンタメ界、早く元の状態になればいいな。

 

 

『鎌塚氏、羽を伸ばす』動画配信されるそうです。

詳しくは コチラ

 


音楽朗読劇『VOICARION XⅣ~スプーンの盾』4/3大阪

2022年04月23日 | お芝居

ここに残したいと思いながらもズルズルとここまで…

あきらめかけましたが…

でもやっぱり残したいので。

 

4月3日、私自身2回目の音楽朗読劇を観劇してきました。(前回についてはコチラ

 

VOICARION~スプーンの盾』@サンケイホールブリーゼ  コチラ

 

今回はフランスを守った料理人のお話。

登場人物は4人。

というわけで、今回出演する声優さんも4名。

私が行った4月3日昼公演は…

カレーム 津田健次郎さん
ナポレオン 山口勝平さん
マリー 沢城みゆきさん
タレーラン 諏訪部純一さん

今回も泣いたよねーーー

 

前回と同じく…

いやはやホント脱帽です。

声優さんの「声の演技力」

4人が等間隔に立ち、台本を持って朗読をする。

その世界にハマると風景や動きがどんどん見えてくるわけです。

普通の芝居とは違った面白さがあるんですよね。

そう、漫画(芝居)と小説(朗読劇)って感じです


声優さんたちの気迫もハンパではなくって。

最後はみなさん涙ぐみながらの演技。

生演奏がこれまた相乗効果で。

 

そりゃこっちも泣くわ。

っていうか、

ワタシはもう前半のカレームとナポレオンのやりとりから泣きましたから。

 

4人4様で素晴らしく…

友人のおかげで4列目とかで観れたので、表情もハッキリ見えたし。

 

沢城さん、よかったなーーー

あと津田さんは男前だったなーーーー

 

大阪公演は2日間のみで、4/20から東京公演が始まっているのですが…

これね、出演者が日によって違うんですよ。

同じ声優さんでも役が違っていたり。

いやーーー

その日によって舞台の雰囲気が全然違うんだろうなぁ…

そしてどの日もきっと魅力的なんだろうなぁ…

 

…声優マニアじゃなくてよかった…

マニアだったら…

きっと何公演も行っちゃうやつだわ…(アブナイアブナイ

 

すごくイイ時間を過ごさせてもらいました。

また誘ってもらおうっと。

 

4/23日夜公演、4/24日夜公演はLIVE音声配信があるそうです( 詳しくは コチラ

音声配信…ってことは映像はないのかな?

24日夜公演のカレーム役の中村悠一さん…友人の超絶推しの声優さんなんだよねぇ…

アニメや映画吹替えではなくこの「朗読劇」でその姿、声を拝見したい気持ちはあるのですが…

声だけかぁ…

う~ん、悩むなぁ…

ここで悩むあたりがまだまだ浅い証拠っすね…

そうだ。友人にオススメ度を聞いてみよう


TEAM NACS 『マスターピース~傑作を君に~』

2021年04月10日 | お芝居

お久しぶりです。

なかなか落ち着かないですね。。。

そんな中、観劇へ。

コロナの第3波が落ち着き始めた頃にようやくチケットが販売されて当選して…

「楽しみが出来た!」と思っていたら、グングン第4波が。

「大丈夫かいな?」と思ったのは正直なところ。

でも主催者側が出来ると判断したのであれば、対策含めそこに従いつつ楽しもうかと。

 

TEAM NACS  『マスターピース~傑作を君に~』  コチラ

すっかり人気者集団になったNACSの公演。

私がNACSを観るのは2回目。

作品自体は…

え~と…

まあ、フツーです。(毒舌スミマセン)

旅館で箱詰めになり映画のシナリオを書く作家たちとそこで起こるわちゃわちゃやら恋愛やら。

…うん。

たぶんね

この劇団に関しては基本的に

「5人を見せる」

っていうことが主なんだと。

5人の実力やキャラはさすが。

音尾さんを主軸に残して他の4人は2役することで彼らの魅力を見せつけるわけで。

その中でも…

ヤスケン(安田顕)さんは圧巻。

舞台役者だなぁ、と。

これからも歳を重ねていくにつれて、どんどん味が出る役者さんだと思ったり。

そう思うと…

あの脚本ではもったいないなぁ…(またもスミマセン)

まあ、NACSとしての舞台はあんな感じがいいのかもね。

たぶん観にくる人もあの5人の世界を観たいだろうし。

(実際、終演後のSNS上ではカーテンコールのときにそれぞれが何を言ったかで盛り上がる一面があーる)

 

規制入場、退出、カーテンコールは1度きり。

通常とはこれらが違うだけで、余韻に浸りきれないのはたしか。

でも大きなプレッシャーはあったと思うんです。

クラスターなんかが発生した日にゃ大きく取り上げられることは目に見えてるわけだし。

そんなリスクを背負って開催してくれたことに感謝かな。


劇場内に響き渡る役者さんたちの声、間合い。

ちょっとしたハプニング。(今回でいえば、最後番傘がすんなり開かなかったり)

目を奪われる舞台装置。

そこに観客はダイレクトに反応できること。

等々。

やっぱり楽しかったですもん。


ねずみの三銃士 『獣道一直線!!!』 @ロームシアター京都

2020年11月30日 | お芝居

少し前の話になりますが…

観劇してきました。

 

ねずみの三銃士第4回企画公演『獣道一直線!!!』 コチラ

 

ねずみ三銃士の3人とは…生瀬勝久さん、池田成志さん、古田新太さん。

 

キャーー ワーーー

 

今では3人ともすっかりテレビなどでも引っ張りだこのベテラン俳優さんですが。

私にとっては…

どっぷり小劇団にハマっていた頃の看板役者さんたち。

槍さん(=生瀬さん)と、なるしー(池田さん)と、ふるちん(古田さん)。

各々の劇団や出演舞台を観にいきまくってました。

なのでこの3人が同じ舞台で観れるなんて…

 

 キャーーーワーーーーー

 

さらに脚本が宮藤官九郎さんって?演出が河原雅彦さんって??

これは…

もう絶対に面白いにきまってる。

観に行かねば。

ということでいざ

 

結果。

さすが。

 

もうありゃ阿吽の呼吸でやっとるね。

「20代か!」と思わせるくらいのおバカっぷりも。(元案は古田さんだとか。笑)

テンポのよいやり取りも。

あれは…

舞台だからこそ、あのメンバーだからこそ出来ること。

 

クドカンの時事ネタや風刺を盛り込んでどんどん盛り上げていっておいて、最後にストーーンと落とすブラックな脚本。

約2時間半。

そのうち2時間20分は笑わせてたくせに、最後の10分は客をシーンとさせちゃうんだもの。

頭いいなー。すごいなーー。

あとは、ゲスト出演の池谷のぶえさん。

圧巻でした!

彼女でなければこの芝居は成立しなかったんじゃないかと。

 

沖縄公演まで完走して欲しい!


ケムリ研究室 『ベイジルタウンの女神』 10/2

2020年10月04日 | お芝居

久しぶりに観劇に行きました。

ケムリ研究室『ベイジルタウンの女神』 コチラ

 

ほんっと面白かった!!

たっくさん笑った!!

ちょこっと泣けた!!

 

生ライブモノに飢えに飢えていたワタシ。

そして見つけたこの舞台。

ケラさんと緒川たまきさんが旗揚げしたユニット劇団。(このお二人は夫婦だったりする)

その旗揚げ公演。

ケラさんといえば、かなり昔に「ナイロン100℃」の舞台を2度ほど観たことがあって。

そのうち1回がけっこう難解だったんですよね。

でも今回の舞台は「誰もが楽しめるコメディ」って話されていて。

だから不安もなく、純粋にすごく楽しみにしてました。

 

その期待を裏切らない舞台。

出演者も豪華。

そしてケラさんならではの演出効果。

「プロジェクションマッピング」 オオーー

映画の始まりのようなクレジット映像とか。

所々演者がアニメーションになったり。

火事の場面なんてすごい迫力。

昔はなかった演劇の新たな手法だなーと感心しきりでした。

 

そしてお芝居。

会話の端々に笑えるところがたくさん。

クスクス、ニヤニヤ。

そしてラストでドッカンドッカン(の笑い)

しばらく笑い引きずったもん。

山内圭哉さん…ほんま最高でしたわ。

そそそそそ! (←観た人にはわかる)

あとはね、緒川さんの素敵さ。

あの人だからこそ嫌味なくできる役だったし、華やかさといったら。

あれはやっぱりケラさんだからこそ引き出せてるんだろうなぁと。

公演時間は15分の休憩をはさんでなんと約3時間30分。

でも一瞬も飽きなかったし、どっぷり別世界に連れて行ってもらってました。

 

この数か月、オンラインとかでライブを観て

それはそれで楽しんできてたけど。

やっぱりねーー

同じ空間で味わうライブは最高です。

微妙な空気感を感じたり、生の声を聴けるのって素晴らしい。

感動のレベルが違うわーー

役者さんたちが抱き合ったり肩を寄せ合って芝居をしていたり、

お腹の底から声を出してくれていたり。(最後の吉岡里帆さんすごかった!)

舞台では当たり前だと思っていた役者さんたちのそんな姿にも感動してしまいました。

観客は半数だったけど、最後いつもの倍以上手を叩いてきました。

 

ライブって…

「不要不急」じゃないよ。

どんな時でもあり続けてほしい。

 

そんなことを思いました。

そそそそそ!