それではちょこっと感想を。
まず全体的な印象。
等身大の「Mr.Children」を味わえた。
いつも彼らは私たちに素敵なモノを見せてくれたり、与えてくれたりしています。
それって試行錯誤の結果を見せてくれてるんですよね。
でもこの作品ではその「試行錯誤」の部分を見せてくれています。
一言一句聞き逃さないように見入っちゃいました。
んで、見ながらうなづいたり、眉間にシワよったりしてました。
ええ、勝手に私も「スタッフの一員」になってました(笑)
で、際立ったのはタハラさんの発言権。
これまでも匂わせていましたが、あの方のミスチル愛。
Mr.Childrenを最高のカタチに見せる術を常に考えているような気がしました。
そこに
・頭の中で理想と現実をあれこれ考え巡らせる桜井さん。
・野性的な直感で提案するJEN。
・方向性を確実にこなす職人肌のナカケー。(←今回影薄め。笑)
そんな4人がお互いを認め合ってバランスをとっている。
そんな感じかな。
はあ~、ステキ
で、ライブ全体の印象としてはオトナなライブ…っていうか年相応なライブ。笑
派手な演出のない、少し薄暗い中での彼らの演奏。
まるでBarとかジャズライブハウスっぽくて。
いや~、生で見たかった…(またもここが着地点)
だからなんですが、
日比谷の野音で公演したのはちょっと違ったんじゃないかな~って。
いや、生で見ていない私が言うのもおかしいんですけどね。
このツアーはあくまでも「ホール」を貫いてほしかったかなぁ。
そんなこんなで2016年1月25日のスタジオから始まり、4月虹ツアーがスタートして…
熊本地震があったりで…
んで、2017年3月からはヒカリノツアー開始。
そして3月16日名古屋でのサザエさん事件。(会報No.75参照)
あの日Twitter等で流れた公演途中中止とタハラさんの発言。
あのときの情報や会報での桜井さんのあの文章を元に頭の中でその光景を想像していたワタシですが。
それを実際に見ると…
まあ、ココロが痛い痛い。
コンディション維持については未だに思うところはありますが、
とりあえず、この様子を見たら…
桜井さん、喉も心も相当辛かったんだろうなぁ。
それがヒシヒシと。
そして、タハラさん。
すげーよ。
仲間を守るために、メンバーには見せても、普段私たちには見せない姿を見せたんだもん。
で、5.10の振替公演。
印象に残ったのは桜井さんのこの言葉。
「一時期は…もうホント、二度と俺は歌えないかと思って。それぐらい異変が起きた」
そこまで追い込まれたのかぁ。。。
で。アレですよ。
「今日は紹介したい人たちがおります」
「紹介します、Mr.Childrenです」
慌てながらも深々をおじぎをする3人+1。
泣けたわぁ。。。
今回、またも思いましたよ。
Mr.Childrenを好きでよかった。
…ヤバイ、長いぞ。笑
では、あとは細かな感想を。
『お伽話』
この作品で初聴きしました。
「覚醒剤」「ワイセツ行為」とかインパクトのある言葉を使ってましたね。
そんなドロドロとした現実世界と「お伽話」をいう言葉とのギャップにハッとする…っていう感じかな。
そして「お伽話」にも汚れた、まぬけなヤツは出てくると。
汚れていくことが絶望的なことではないってこと…なのかな。
『くるみ』
虹ツアー初日(山梨)を映したDocument 5 内に残された桜井さんの涙。
その前のMCでは「出会いを感謝し、祝してこの曲を」と言ってましたね。
でも嬉し涙だけではなかったように見えました。
「出会い」だけでなく「別れ」も含めて、いろんな感情が溢れ出たんだろうなぁ。
もらい泣きしますわ!!(なぜか逆ギレ。笑)
『虹の彼方へ』
タハラさんの提案によるここでのメンバー紹介。
よいねぇ。よいねぇ。
その中でも管楽器隊(タクオさんとicchieさん)がチョーかっこいい!
あとは。
王子マニアとしまして、ストーカー的見どころ。
『虹の彼方へ』の後半。マイクコードを持つ姿。
野音だからかな?マイクがコード付きでした。それを手繰って持つ姿が新鮮でムフフ。
Document 6 で一瞬映ったドラムを叩く姿。
一瞬。一瞬でしたが。久しぶりに見たわ~。ムフフ。
『PIANO MAN』での前奏での腰スウィング。
ああ、こりゃもう…。ねぇ?笑
てな感じです。
で…。
余談かもしれませんが…。
最後にちょっとチクリと言わせていただきます。
3.16のサザエさん事件のとき。
中止を告げたときに聞こえた「え~~!?」っていう声。
そして、タハラさんが話しはじめたときに聞こえた笑い声。
…
…
ワタシは空気が読める人間になりたい。
読み間違えない人間になりたい。
つくづくそう思いました。とさ。
Mr.Children、新曲"here comes my love"を深田恭子×松山ケンイチ出演ドラマに書き下ろし コチラ