今年のライブ納め。
Coccoライブに行ってきました。
いやもう…
素晴らしかった!!
認識しました。
私にとっての「歌姫」は彼女だっていうことを。
彼女の歌声は生命力に満ち溢れていて。
時には慈悲を。
時には慈愛を。
優しくのびやかな歌を聴かせてくれたり、
彼女に何かが降りてきているような魂の叫びを感じさせてくれたり。
息をするのも忘れてしまうような圧倒的な表現力。
自然と涙がこぼれてましたわー。
約2時間、全19曲。
真っ白なドレスを身にまとって(もちろん裸足)、大きく体を揺らしたり、ステージ上をバレリーナのごとく軽やかに舞ったり。
3回ほどMCをはさみましたが、あとはノンストップ。
あの細い体からあの声、体力はどこから出るのだ!?
そうそう、MC。
これがまた魅力的で
沖縄弁丸出しのCoccoワールド。
「おさ(しゃ)べりだな。大阪は。笑」
「ライブ来てるのに、WOWOWとかDVDなんかいるもんなんか?」
「東京(公演)ではカメラがウロウロしていて邪魔だったんよ」
(会場から「いるーー」の声)
「それなら差し入れのドーナツ食べてよかった」
などなど。
かわいー。おもしろーい。
そして、最後のMCでは「首里城」のことを。
「みんな心配してくれるけどね、大丈夫よ」
「だってもう3回目よ。2度あることは3度あるってこと」
「あれはね、甘さよ」
「防火設備なんか無くてもいけるーってハンコもぽーんて押して造っちゃった沖縄の甘さよ」
って。笑
ホントにあっけらかんと話していて。会場も笑いで包まれて。
でもそのあとのMC。
「人が造ったものはね、また造りなおせる。だから首里城は大丈夫」
「それよりも」
「変わっていく風景とか自然とかは取り戻せない」
「そういうのは報道されないけど。でも目を向けてほしい」
そして『フリンジ』へ。
う~ん。響いた。
さすが、としか言いようが…。
あとは『Raining』。
まあ、これは私がなんだかんだでCoccoの楽曲の中で一番好きなんだろうってことなんですけど。
とにかく…泣けた。
いまだにね、思うんです。
この曲、「それはとても晴れた日で」というフレーズが何度も出てくるのになんでタイトルは『Raining』なんだろう?と。
一度だけ出てくる
「今日みたく雨ならきっと泣けてた」
そこなんだよね。
晴れた空と自分自身との対比。
たぶんこれがCoccoの深さなんだろうなぁ。
*ちなみにap bank fes’10で桜井さんとこの曲演ってます。(某動画サイト… コチラ)
ライブではこの後、『樹海の糸』→『ドロリーナ・ジルゼ』と続き。
これまた圧巻。
彼女もいろいろあったけど、こうしてまた歌ってくれていることは本当に嬉しい。
彼女のペースで音楽は続けていってほしいな。
そして、また観に行きたい!
今年の良いライブ〆になりました。
ありがとう、Cocco。
【セットリスト】
01.くちづけ
02.花爛
03.強く儚い者たち
MC
04.Gracy Grapes
05.Being Young
06.スティンガーZ
07.夕月
MC
08.極悪マーチ
09.2.24
10.Come To Me
11.音速パンチ
12.有終の美
13.暗黙情事
14.願い叶えば
15.Raining
16.樹海の糸
17.ドロリーナ・ジルゼ
MC
18.フリンジ
19.海辺に咲くばらのお話
2020年2月WOWOWにて東京公演の模様を放送 コチラ
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます