NPO法人 地域福祉協会

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兒童樂園 093 愛國的孩子、各種用途的汽車、模型城、南郭吹竽、名花的產地、眼淚的作用(科學漫畫)、貪玩的小蚱蜢、苦海孤雛(3)完

2021-10-02 | 書評

兒童樂園 093 愛國的孩子、各種用途的汽車、模型城、南郭吹竽、名花的產地、眼淚的作用(科學漫畫)、貪玩的小蚱蜢、苦海孤雛(3)完


「雪のひとひら」と女性の一生。

2019-01-05 | 書評
ポール・ギャリコ氏の
「雪のひとひら」矢川澄子氏訳、新潮文庫刊を

ついに
ブックオフさまで見つけました(富山市)。




太陽が彼女を頭上の雲の中心にひきずりこむ間際、雪のひとひらの耳にさいごにのこったものは、さながらあたりの天と空いちめんに玲瓏とひびきわたる、なつかしくもやさしいことばでした。―「ごくろうさまだった、小さな雪のひとひら。さあ、ようこそお帰り」



女性の一生を雪のひとひらに例え
繊細な筆致で描く傑作でした。


天に召される
最期の描写は
感動的なクライマックスでありました。



ただ
解説の矢川澄子氏は
独自の見解を示されており
興味深いものです。



ギャリコ氏は男子で
雪のひとひらを見守り
天に迎える
大いなる存在は
父なる神、He
男子ではないか
という指摘です。


つまり
女性の一生を
父権社会の檻に
閉じ込めんとする思惑がないか
という疑念です(そこまで直接申しておられませんが、私ならはっきり書きます)。



ギャリコ氏は
プロテスタントであり
カトリック的な聖母マリアの尊崇という点は薄いかも知れません。


ただ
男尊女卑とは思えないですし
素朴で庶民的な人生を
讚美したに過ぎないと思います。



矢川澄子氏や倉橋由美子氏といった
作家のなかに
どこか女性的なるものや
母性的なるものを卑下しているような点があり
残念です。



近しい
父親や夫、男子の特徴は
男子一般や父権社会一般とイコールではないです。


男子や他者に
左右される人生は止めて
独立自存で良いです。


性差は
人間の本質ではなく
二次的、偶有性なるものです。


つまり
性差に殊更こだわる様が
近代そのものの蒙昧であります。


個の力
人間力そのものが全てです。


ただ
現代に必要なのは
柔であり
もふもふした風合いです。

それは母性崇拝、母胎回帰
をせんなんということです。


私は
哲学的に女性的なるものや母性を讚美する老子や
文学的にそれを表現した板東眞砂子氏が
素晴らしいと思います。



何れにせよ
雪のひとひらは傑作であり
世界観を再考する契機にもなりました。



おわり



高橋記













井上靖「あすなろ物語」を読む。

2018-12-14 | 書評
ついに雪が降ってきた。

思い出す井上靖氏の短編集。


「深い深い雪の中で」
という傑作。


その中で
お姉さんが呟く言葉。


「トオイ、トオイ山ノオクデ、
フカイ、フカイ雪ニウズモレテ、
ツメタイ、ツメタイ雪ニツツマレテ、
ネムッテシマウノ、イツカ。」


この不思議な言葉にインスパイアーされ
私は一首を詠んだ。



願わくは
朧月夜の
冬死なむ
その白妙の
綿雪の上



おわり



高橋記

若井朝彦著「江戸時代の小食主義 水野南北『修身録』を読み解く」花伝社 を読んで。

2018-03-09 | 書評
心身の健康法は
現代の困難な世の中を生きていく
必須な人生スキルです。


また
小食は
トイレ清掃と並び
人格の変容に
著効あります。


水野南北氏も
若い時は
あらみたまで
放蕩無頼であったものの

人相観と
小食による陰徳積みの重要性を説く
人格者に変貌したものであります。


飲食を節制し
質素倹約たるを以て
聖なる人物になることが肝要です。


羽生ゆずる氏が
堕落し
性を越境して
マーク・アーモンド氏のようにならない事を
祈る今日この頃であります。



おわり


高橋記

石原結實著「老化は体の乾燥が原因だった」三笠書房 を読んで。

2018-02-16 | 書評
天然塩摂取の重要性や
水分の摂りすぎによる
水毒症状などの
分かりやすい石原先生の著作でした。


今一度
いろんな先生の著作を渉猟し
現在の健康法仮説を
構築することにしました。


まずは
石原先生のを読んでみたところ
私は水毒でした。


水分の摂りすぎと
体を冷やす食事やライフスタイルを
改めねばならぬとそ
思いを新たに致しました。


おわり


高橋栄養士