NPO法人 地域福祉協会

清掃事業  森林事業(植栽・剪定)

お菓子を主食とし少食を旨とす

2015-07-21 | コラム

最近はやりの

糖質制限食や甲田光雄先生の生菜食等は

人類学や人間の本性から言って

長続きしないと思います。

 

僕の説は

お菓子(餅・饅頭・パン)を主食とし

少しだけ頂くという

聖なる糖質という概念です。

 

おけそくやお神酒

ホスチアやぶどう酒は

神に供える聖なる食であります。

 

ヤマザキ5個入りあんぱんの場合は

2日に分けて食します。

 

高橋栄養士


招婿婚もしくは母権社会の復権

2015-07-20 | コラム

室町時代までは

招婿婚、すなわち男子の通い婚が一般的であった。

 

女子の家系が

一族そのものであり

今日とは逆である。

 

戦国時代以降の力の文明が

男尊なる誤謬の

拡大再生産を惹起したのだ。

 

近代とは

差異を差別となし

多様性を抑圧する文明であった。

 

現世の力に頼る文明は

畢竟

無神論と現世至上主義に堕し

男系家族を主体とする

近代家族という不自然で窮屈なシステムを導出した。

 

明治以降の

近代家族モデルは

永遠の相の下に放擲されるべきだ。

 

民法を相対化し

吉乃さまの元へ足繁く通った信長様の如く

通い婚を標準化すべきだ。

 

それが高群逸枝の説であり

母権社会復活の端緒となる。

 

高橋研究員(文化人類学)

 


トイレ製品の研究開発

2015-07-17 | コラム

日々

アルバイトでトイレ清掃をしていると

トイレ製品の研究開発が甘いと感じる。

 

洋式の便座と便器がセパレートになっている場合

ウォシュレットの水が強すぎて

セパレート部分が汚れるので

毎日拭かねばならない。

 

つまり

セパレート構造やウォシュレットの強度(強すぎる)や形状(ドリル型でなくシャワー型のほうが良い)

を清掃をする人の立場になって

もう少し考えて頂きたい。

 

便座の下に

空気清浄の網があるものもあり

ほとんど用を成していないばかりか

却って上記の理由から汚れがひどい場合がある。

 

何れにせよ

研究開発者は

お客様だけでなく

現場作業員から意見を聞き

生かすほうが良いと思う。

 

高橋カストーディアル(満天の湯)


近未来小説「夢幻の荒事」

2015-07-14 | 文学

私は


夏休みにどこへ行くか


家族会議をした。


 


妻は


うおづの天神山に行ってササユリを愛で


金太郎温泉に入ってくることを主張した。


 


「うおづちゃなんかしょうもないなぁ。


せっかくやから北九州のあそうさん家にいってこんけ」


 


あそうさんは


全社協ボランティア大会で人権・差別分科会で一緒になり


意気投合した豪快な人物であった。


 


普段は妻の言いなりであったが


今回だけはどうしても本場のとんこつラーメンが食べたかったので


強引に九州旅行に決定した。


 


小学生の娘と息子もキャンプをするということで喜んでいた。


 


北九州の筑豊地域で待ち合わせ


そのままキャンプに行く予定だ。


 


私にはもう一つのひそかな野望があった。


 


始めたばかりのクレー射撃をあそうさんに習う約束をしたのである。


あそうサンはクレー射撃で国体に出たことがあるらしかった。


私はワゴンRにライフルを準備していた。


 


待ち合わせの道の駅に着いた。


 


大きなランドクルーザーが


光輝いて近づいてきた。


 


ワイルドなあそうさんと


渋い雰囲気の男の人がいた。


 


「お久しぶりです。元気やったと?


この方はくさのさんです」


「くさのです。よろしくお願いします」


 


横から息子がしゃしゃり出た。


「おじさんの車かっこいいちゃ。乗らしてよ」


 


私たちは休憩してから


キャンプをする山に向かった。


 


ランドクルーザーに息子とあそうさんとくさのさん。


ワゴンRに私と妻と娘が乗って追走していった。


 


細い山道に入る。


対向車が来たら大変な感じだ。


 


と。


一台のベンツらしき黒い外車が山から下りてくるではないか。


 


ランドクルーザーは静かに止まった。


あそうさんが出てきた。


 


黒い車から3人の黒い服を着た男たちが現れた。


やばい雰囲気である。


 


「ニーツオシャマ!」


「メイコワンシー」


 


意味不明な中国語のようであった。


 


いきなり車に戻った黒服3人は


青竜刀と木刀と鉄パイプを持ってきた。


 


と同時に


息子とくさのさんが車から出てきた。


 


「竜頭マフィアや。じっとしとっと」


 


息子をワゴンRに押し込んで


くさのさんも黒服に向かっていった。


 


青竜刀がうなりを上げてあそうさんに振りおろされた瞬間。


 


私は見た。


 


あそうさんは


小さな拳銃を持ってその黒服の男の足元目がけて


銃弾を発射した。


 


小さな音であった。


 


男は倒れた。


 


倒れた男は2人に担がれて


車に押し込まれ


黒い車はすごいスピードでバックしていった。


 


中国得意の撤退戦略であった。


 


くさのさんは拳銃をあそうさんから奪い


言った。


「わしが撃ったことにすると。わしが出頭すると」


 


あそうさんはワゴンRに近づいてきた。


私は窓を開ける。


 


「今見たことは夢やと。墓まで持っていく幻やと。


すぐとやまに帰らんと」


「あそうさん何者ながけ?」


「昔、外国で特殊部隊の狙撃手やったと」


「くさのさんは?」


「くさの一家の親分やったと。


今度会うときはあの世やと」


 


あそうさんは仏のようなアルカイックスマイルを浮かべた。


 


私たちは顔面蒼白で車を発射させた。


 


関門海峡から見えた真っ青な海と空は幻のようだった。


 


 


高橋作(この話はフィクションです)