NPO法人 地域福祉協会

清掃事業  森林事業(植栽・剪定)

カルタゴと日本の相似 

2015-02-15 | コラム
最近の日本を見ていると
やはり
ローマ帝国に滅ぼされた
カルタゴに似ている。

同じ商業国家であり
身の程知らずである。

そもそも
日本は島国であり
資源も人口も乏しいので
他国と戦争をしても勝てない。

それは
孫子の兵法の
最初に出てくる
五事五計の肝だ。

まして
中東などは遠征の不利である。

日本は
平和国家
非武装中立
永世中立国で良い。

それは
本物の知恵であり
外交政策である。

後方支援は戦争行為に等しい。

今一度
日本の近代史の
愚鈍でプリミティブな失敗を回顧すべきである。

近代史において
欧米やロシアや中国の巧妙な策に
日本は翻弄されたのだ。


日本において足りないのは
歴史的で本質的な学問の基礎である。

そして
そういった学問の素養をもつ
政治家や行政官
学者や社会的指導者が必要である。


高橋研究員(公共政策学)

宗教弾圧の理由 -自然徳もしくは処世術の欠如-

2015-02-15 | コラム
かって
日本においてカトリックが禁止されたのは
イエズス会のコエリョさん(指導者)が
突出して
乱世に生きるための
自然徳や処世術が欠如していたからである。

時の権力者は
秀吉公である。

傲慢な言説や態度をとれば
石川五右衛門の如く
悲惨な末路をたどることは自明だ。


また
ローマ帝国時代にも
キリスト教が
あまりに独善に陥り
他宗教の像を毀すことも辞さない態度を
取り続けたために
寛容を旨としていたローマ帝国は弾圧に転じたのだ。

時の政府や一般社会から
あまりに超然とした
独善と不寛容な生き方は
多様な社会から孤立することを肝に銘じるべきだ。

中世のカトリック教会やテンプル騎士団
大本教や新興宗教
親鸞や日蓮といった組織や人に共通するのは

世俗的な政治権力に対する処世がいまひとつな点だ。


本物の宗教や宗教的人間は
ナチュラルな自然徳を身に付けているものである。

よって
ファナティックなラディカルズは
その時点で本物ではない。

宗教弾圧や迫害などは
正しい人間が被る犠牲であり正義の証明であるなどという
勘違いをしてはならない。

言うまでもなく
現代にも
このような勘違いの人々が一定程度いるのである。


高橋研究員(宗教社会学)

Emmy Rossum - "These Foolish Things (Remind Me of You)" Vignette

2015-02-14 | 音楽
Emmy Rossum - "These Foolish Things (Remind Me of You)" Vignette

アカデミズムとジャーナリズムの融合

2015-02-05 | コラム
今般の世界の窮状は
残酷な天使のテーゼであり
善と悪の戦い
神と悪魔の最期の聖戦であろう。

今まで
潜在し秘められていたすべての実在が
顕在化し
人類の究極の選択を迫っている。

ときに
身近なジャーナリズムのありようを取り上げたい。

もやは
ジャーナリズムは事実報道だけでなく
価値と理想を伝えねばならない。

価値判断の自由とは
ウェーバーの保身の処世術に過ぎない。

その記事で
主催者はなにを考えているか
理想とビジョンを伝えなければならない。

言うまでもなく
我々は
正義の味方となり
善の価値を選択せねばならない。

高橋研究員(社会正義論)


キングダム・オブ・ヘブン (Kingdom Of Heaven)

2015-02-04 | 映画
キングダム・オブ・ヘブン (Kingdom Of Heaven)

世俗的シオニズムの戦略について

2015-02-04 | コラム
今般の世界を揺るがす
イスラムのファナティックなラディカルズの暴走の背後にあるものを
事前に知悉しておくことが肝要である。

世俗的シオニズムを推進する
世界政府主義
もしくはパワーエリート(ミルズ)の戦略についてである。

従前より
人口に膾炙されたる事実として
9.11テロは
事前に
一般のエリートがその計画と実行を知っていた。

それは
あたかも真珠湾攻撃を事前に知っていたアメリカと同様である。

政治的なパワーエリートの目的は
異邦人(非ユダヤ教徒)の王座と祭壇を灰塵に帰し
その廃墟の上に
高貴なユダヤの王座と祭壇を創建することである。

したがって
イスラムの王朝は
見事に民主化という名目で毀されてきた。

イギリス、フランス、ドイツ、ロマノフ王朝、そして日本の王朝(天皇家)の実質的な権力は無化された。

同様に
アラブの春という偽りの春によって
エジプトやリビアの指導者はその座を追われた。

推察される
パワーエリートの戦略は
国民国家を併呑し
ヨーロッパにはローマ帝国(EU)
中東にはイスラム帝国かペルシャ帝国を作り上げたうえで
最終的に
ユダヤの王を祭り上げようとするだろう。

もはや
これは終末論の幻でも陰謀論者の戯言でもない。

その意味で
ヨルダンの王朝には危機が迫っている。

民主化という方便の実態は
ユダヤの王座と祭壇に犠牲の子羊を捧げるメタファーでありリアルである。

イスラムのラディカルズを育成し支援してきたのは
まぎれもなく
世俗的なシオニスト
すなわちパワーエリートである。

トマ・ピケティ氏の言説は
マルクスの共産主義の原理と同様
パワーエリートの計画を述べているに過ぎない。


高橋(ユダヤ研究者)

Ever So Lonely - Sheila Chandra

2015-02-03 | 音楽
Ever So Lonely - Sheila Chandra

ショートショート    歓喜仏

2015-02-03 | 文学

私は普通の女子ではなかった。

美貌。
霊感。
人の才と天命を読むことができた。

いつからか山に篭って修練を始め
湧水が食の中心となった。

ますます霊感は冴え
清澄なる美貌にも磨きがかかった。

私は
村で人々の命を占い人生相談に乗った。

声望は高まり
巫女のようになった。

ある日
村長さんが草庵を訪ねてきた。

「暴れて手付けられん男の子がおるがいれど、何とかしてくれんけ巫女さん」

若い男子の攻撃性の大きな原因は
性の悦びを年増な女子から丁寧に教授されていないことに起因する。

おそらく
その機会を逸した男子のエネルギーの奔溢であろう。

「わかったちゃ。今度ここに連れて来られま」

数日後
村長に連れられて体格のよい童顔な青年が草庵に現れた。

青年?


むしろその霊魂は
少年か子供のように私の霊的な鏡に映った。

「巫女さんに人生を教えてもらうがいぞ」

村長さんは
妙に低い声音で呟いて去った。

巫女は遊女でもあり
それが聖なる務めである。

もじもじした少年が怪訝に聞いた。

「なにするがけ?」

「マッサージするだけやちゃ。みんなするがやぜ」

よく見ると童顔で可愛い子であった。

おそらくその美貌のために親や兄弟に寵愛され
偏愛へ堕し
溺愛へ墜落したのだ。

私は
香油を準備した。

淫靡な香りが漂い
私は陶然として
若々しいはちきれんばかりの肉体に塗布し
優しく愛撫した。

私は
薄絹を自ら解き
結跏趺坐の彼に跨った。

そして
自らの掌を合わせて
足を交差させた。

それは巨木に纏わりつくツル植物であり
陰と陽の和合であり
歓喜仏の顕現であった。

私は柔らかな自分自身で彼を覆い尽くした。

すべての男子は
母性に回帰し
たおやかな海に惑溺して
改心し道を悟る。

男子が生み出す傲慢で無機質な偶像は
母性の至柔なる有機物のなかで粉々になり
豊穣なる文明に寄与するのだ。

私は
可愛い小鳥の鳴き声を
夜が明けるまで
愛で続けた。


高橋作(フランス系文庫)


Eva Cassidy - Imagine

2015-02-01 | 音楽
Eva Cassidy - Imagine

Empire of the Sun - Trailer #1

2015-02-01 | 映画
Empire of the Sun - Trailer #1