密度の濃い一日だった。昨日に引き続き野外作業にはもってこいの天気だが時間と共
に春を通り越して夏に近くなる。窯出しを進めながら窯立ての準備を進める。窯出しをし
た炭を小屋から出してしまわないと次の窯立ての邪魔になるから選別しながら袋詰めし
ていく。窯籠めをしてから日数が経っていたので窯の中の温度は外気より若干高い程
度、もう少し前だったら残熱があり大変なことになっていたと思う。窯出しは順調に終え
350kgの収穫、近年では多い方だ。午後になると窯立ての段となり主力はそこへ、他は
残っている材料の炭木づくり、枝処理などに取り組む。今日は機械の天中殺だった。
電機鋸の安全カバーが開かなくなりダウン、薪割り木の斧のストロークが短くなりパワー
不足、油圧用オイルが減少、キャリアー異常音。圧巻は薪割り木のパワー不足はオイ
ル不足だろうとオイルを補充したが改善せず。斧が移動するレールに目詰まりがある
のを発見、いつも誰もが見ているのに『おかしい』と気づくことなく何年もかかってこん
な状況になっていたらしい。木屑が圧縮されレールを徐々に30㌢ほど塞いでしまっ
た。それを取り除くのは大変なことだった。木屑は圧縮されカシの木より硬く鉄のみで
叩いても簡単にはとれない。鋸で傷をつけながら1時間ほどかかってほぼ除去しスト
ロークは正常になった。この間に窯立てグループは作業を終え火入れの段取りにな
ったのが6時過ぎ。いつもなら2月中に行われる2度目の火入れを3月半ばに行う。
目まぐるしい一日の終わりは炭焼きの始まりだった。
穏やかな小屋の模様
窯を開いた直後
袋詰めした木炭の一部
窯立て
レールの木屑を取り除く
さあ、次の炭焼きの始まり
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