著者 原 尞
銃声が2発。1発は容疑者に、もう1発は彼を庇おうとした刑事に当たった。
事務所を閉める大晦日に、沢崎が巻きこまれた新宿署地下駐車場での狙撃事件は
思いがけぬ方向へ展開する。
『私が殺した少女』で第102回直木賞を受賞。
著者はレイモンド・チャンドラーの「フィリップ・マーロー」のファンで、
探偵・沢崎シリーズを寡作ながら書き続けました。
今年の5月に逝去されましたが、ミステリマガジン「原尞・特集号」を読み、
久しぶりに原尞さんの著書を読みたくなりました。
続けて、短編集『天使たちの探偵』を読んでいます。