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 本は私の人生の友・・・

『こぼれ落ちる欠片(かけら)のために』

2024年11月28日 | 

著者 本多孝好

 

真実を見抜き、罪を償わせる。

たった、それだけ。それだけのことが、なぜこんなにも難しい……?

マンションの一室で発生したある殺人事件の現場に向かった、県警捜査一課の和泉。

そこで出会った女性警官・瀬良の第一印象は、簡単に言えば「最悪」だった。

しかし、上の命令で瀬良とタッグを組み殺人事件を捜査することになり、

和泉は彼女の類い稀な観察力を知ることになる。

二人の懸命な捜査により、事件のかたちは徐々に輪郭を現していくが、

待ち受けていたのは「正しい刑罰」の在り方を問う、予想外の真相だった……。

和泉と瀬良が立ち向かった最初の事件「イージー・ケース」ほか、

事件に関する証言を頑なに拒み続ける容疑者の謎を追う「ノー・リプライ」、

解決の糸口が見えない誘拐事件を描く書き下ろし中編「ホワイト・ポートレイト」を収録。

 

刑事らしくない主人公に好感が持てました。