Soopllofeiv の日常

管理人soop視点の奇妙な現状

自我 メスメル⑯

2017-05-15 17:17:42 | Weblog
 @催眠状態 過去に囚われず未来に怯えない心

催眠にかかっている人を傍で見ると、いかにも眠っているか意識を失っているようにみえます
しかし眠っているのでも意識を失っているのでもありません
 催眠状態になると思考が静止して心が動かなくなります
覚醒状態にあるときは何か刺激があると人の心はよく動きます
たとえば隣の部屋で赤ちゃんが泣いていたとします。すると「うるさいな」とか
「誰かあやせばいいのに」など赤ちゃんの声という刺激ひとつで心は沢山動きます
それが催眠状態になると只"赤ちゃんの声が聞こえる"というだけで心は動きません
 催眠療法に通う人が特別な暗示を受けないで繰り返し催眠状態を経験するだけでストレスに
強くなるのはそのためです。確かに他の要素もありますが
催眠状態という心身ともにリラックスした状態では刺激を受けても心は元にもどります
そのため過去の苦い経験にとらわれず未来の不安に怯えない、
今を生きる心 そしてショックをうけてもすぐ元の場所に戻る心の状態に慣れてくるのです
 リラックスと言っても一般が思うようなただのリラックスではありません
催眠というリラックスでは脳波の違いが顕著に出てきます
人間の脳波には普段の意識状態で流れるベータ波と興奮した時に流れるガンマ波
そしてリラックスした時に流れるアルファ波眠ってるときに流れるデルタ波がありますが
催眠状態になるとアルファ波とデルタ波の間で流れるシータ波という脳波が流れるのです
この状態が恍惚状態といってとても気持ちのいい状態なのです
 身体的にも血圧がさがった状態になります。ただし貧血とは違います
貧血というのは血液の成分が足りない状態であって一種の病気ですが
催眠状態になると余計な思考が働かないため脳はそれほど血液を必要としなくなるのです
 催眠状態は自律神経にも大きく影響してきます
自律神経とは文字どうり自律している神経のことで普段は自動的に動いているのですが
人間が興奮すると副交感神経が働いて興奮を静めてくれます
一方交感神経は興奮を必要としたときに思いっきり働いてくれます
自律神経はこの2つで成り立っています

 催眠状態になると心が落ち着きます
心が落ち着いてくると副交感神経が優先になり体じゅうの筋肉が緩んで血行も良くなります
自律神経失調症のような人は自律神経の調和が崩れているため
リラックスしたい時に交感神経が興奮して浅い呼吸に苦しんだり、
動悸に悩まされたりします動悸が激しくなって血液が頭にのぼり重たく感じたり
頭痛が起きたりします逆に活動的にならないといけない時
副交感神経が活発になり気力がなかったりするのです

 催眠状態に慣れてくると自律神経の調和がとれ普段から呼吸や心拍もゆっくりと
落ち着いたものになります
それでも必要なときには交感神経が十分に働き潜在的力を十分に発揮してくれるのです

 これが"催眠状態"にある人のこころのメカニズムです


 soop「いちおういうけど 催眠状態の被験者と施術後にある事例だからね」
ファーファ「それは閲覧者全員わかってるとおもうよw」
コメント
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