闇と光の物語

体感速度

　ジャネーの法則

19世紀フランスの哲学者ポール・ジャネーが提唱した法則で
生涯ある時期における時間の心理的長さが年齢の逆数に比例する

つまり
5歳児にとっての1年はこれまで歩んできた
人生の5分の1という割合なのに対して
50歳にとっての1年は人生のわずか50分の1
つまり
5歳児の1年を体感するには
50歳の1年が10年分必要だという事らしい
そしてこの理論に基づいて算出すると
人生を80年とした場合
体感速度では19歳で人生の半分が終っているという
確かに幼いころは雪の冷たさに感動し
星の輝きに心をときめかせ
勉強やスポーツをどんどん吸収していくなど
1年がとてつもなく長く感じた
一方で大人になってしまうと
新しい発見やチャレンジ精神も衰えてしまいがちで
1年があっという間に終わってしまう

19歳で人生の半分が終わっているなら
改めて考えなおす事も必要かもしれない

敵対者

　　　　　　　　彼が辿り着いた最後の敵は
　　　　　　　　彼を決して理解できない者だった

奪う者は追い払うより閉めだしたほうが良い
奪う者はその仲間達と共に追い払らはなければならない
悪魔は遅れたものを奪う
悪魔を呼ぶなたちまち悪魔がやってくるから
悪魔と勝負して勝てる者は殆どいない
奪う者に十分なロープを渡してやれば、自分で首を括り付けるだろう
悪魔と食事を共にするなら長いスプーンを使わなければならない
悪魔に駆り立てられないようにしろ
悪魔を船に乗せた者は我慢するしかない
神が与えれば悪魔が奪う
悪魔が居なければ神もいない
奪う者が怖ければ金持ちにはなれない
奪う者が蠟燭を掲げるところでは邪悪な行列ができる
悪魔に嘘をつくのは罪である
悪魔は常に悪臭を放つ
悪魔はつねに良い時節を待って動く
悪魔は世界を不信心と迷信にわかつ
悪魔はその教区において忙しい司祭である
奪う者は莫迦
奪う者は自分の都合の良い様にする
悪魔は描かれているほど黒くない
悪魔は十字架の背後に潜む
奪う者は必要とあらば聖書を引用する
悪魔は誰でも誘惑するがただ怠惰な者だけが悪魔を誘惑する
悪魔が死ねば神のために為すべきことが何もなくなる
奪う者が死ねば嘆くものに事欠かない
悪魔は自分がいけないところに母親をいかせる
女は悪魔より要点を心得ている