量子力学という非常に小さなものを取扱う
科学はたとえば、粒子の居場所やその行動を正確に予測することが
できないといったような、特異なアイデアで満ち溢れている
なかには、我々が決定をくだすたびに新たなる世界が枝分かれしている
という、並行世界の存在を示唆する解釈すらある
しかし量子力学はおそるべき秘密を隠している
とてつもなく安定しているせいで
ほかのありとあらゆる物質粒子をみずからのコピーに
変えることができる理論上の粒子である
物理法則は大胆にもこの粒子(ストレンジレット)が陽子と
中性子で出来た通常の物質粒子と接触した場合
なぜか、自分がどうしようもなく非効率的なエネルギーであると
すぐさま自らをストレンジレットに再構成する
これらのコピーはさらにまた他の粒子をストレンジレットに変えてゆくのだ
これは究極の皆殺し兵器だ、この粒子の小さな塊があれば
惑星丸ごと、ほんの数時間でなんの特徴もない
単一の物質と化す
惑星を形作っていたすべてが消え去ってしまうのだ
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