飲酒運転

今考えると酒で頭がぼけていたのだと思う

全然捕まらないし、捕まらない自信があった。

 

午前中の仕事が終わると

コンビニまで車で行き

コンビニの裏口から入って

缶チューハイ数本買ってきて

職場で飲んでいた

冷蔵庫には焼酎が入っている

浴びるほど飲んでいた

仕事が終わると

そのまま飲酒運転で自宅へ

自宅に帰るとまた酒を飲んでいた

そしてまた夜の街に

飲みに出かけた

 

5年後

職場の仕事が終わった

車でスーパーで缶チューハイと白角二本を買って

スーパーの身障者トイレで飲んでいた

 

仕舞には車で朝仕事が始まる前に

コンビニのトイレで飲んでいた

さすがにコンビニの店員にバレたが

「缶を捨ててください」としか言えなかったようだ

無視して車に乗り込んだ

パトカーがコンビニの前に停まるようになったが

それでもコンビニのトイレで酒を飲んでいた

パトカーは僕の車を無視して通りすぎていった

 

飲酒運転が当たり前だった

今考えるとゾッとする

よく事故をおこさなかったものだ

捕まれば人生棒に振る行為を

当たり前の様にしていたのだ