Soopllofeiv の日常

管理人soop視点の奇妙な現状

ロマノフ食べたい

2018-11-03 21:57:11 | Weblog

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フィジーの小人

2018-11-03 21:41:58 | Weblog
戦争で両手と両足を失ってしまった
もはや動くことはままならぬ
耳も聴こえない
頼るのは目と触覚だけ



そんな体でも戦争から帰ってきた私を引き取って呉れた妻
時子は次第に私を苛める様になっていった

時子は私をいたぶるのに快楽を覚える様になり、
ついには私の目まで潰して仕舞う・・・

そのことを激しく後悔して、私のからだを指で「ユルシテ」となぞった時子

やがて、私は「ユルス」と書き残し
井戸に身を投げ自殺した


                                   芋虫:江戸川乱歩
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夜と霧

2018-11-03 21:11:24 | Weblog
 そしてもう一つのきっかけは、世の中にきれいごとだけが蔓延していくことに対するいら立ちであり
戦後70年 日本は戦争に巻き込まれることはなかった 10年おきに戦争し、そのたびに
様々な悲惨と残酷に直面させられてきた時代と比較すれば 幸いな70年だった

その結果 世の中には「明るく豊かに」などといいことずくめのキャッチフレーズが溢れかえり
昭和中期には、平凡・一般大衆・国民総中流化・
すべての国民が同じ方向を向いて生活しているとTVがうたうようになっていた
そんな中 残虐行為などの話になると、一斉に拒絶反応を示すようになった
きれいごとの常套句といて用いられるのが「子供の健全な成長に悪影響を及ぼす」というフレーズで
まるでこの文句さえあればすべてがケリがつくかのように繰り返されている

しかし平成を迎えバブルの影も消えた現在

阪神淡路・大震災や各種の事故
台風災害さらに猟奇殺人を持ち出すまでもなく

そのキャッチフレーズと皮一枚隔てたところでは悲惨・残酷なシーンに事欠かない70年だった・

人間の歴史とは
結局死体と向き合う"記録"であり
悲惨と残酷はその集約された一面ではないだろうか




                                  下川耿史
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