ルイ君(小5・広汎性発達障がい)の御家庭は、
長男のルイ君、次男のケン君(小2)、そして、もうすぐ3歳のハル君の3人兄弟です。
一昨年の8月からルイ君がピアノを習い始め、
去年の8月からケン君が、私のところでピアノを習っています。
実は、ケン君はルイ君が習い初めてすぐに、ピアノが習いたくなったのです。
でも、私が1年間待たせてしまいました。
ケン君が、お兄ちゃんと同時に習い始めたら、
健常児のケン君は、すぐにレン君を越えてしまうでしょう。
たとえ数年だけでも、
「お兄ちゃんはピアノが上手」と云う期間を
ルイ君に提供してあげたいな~と思ったからでした。
しかし最近、色々と我慢をする機会が多いであろうケン君のことも、
ルイ君と同様、いえ、それ以上に心にかけなければ~と強く思うようになりました。
先日、お母様が
「最近、ケンは、お兄ちゃんの置かれた立場が分かってきたようで。」
と仰っていたからです。
きょうだい児ならではの悩みを、自覚する年頃になってきた~と言うことでしょう。
幸いなことに、ピアノのレッスンはマンツーマンですので、
レッスンの中で、ケン君に我慢させることは無いのですが、
それでも、お母様にレッスンの様子をお話しする時は、
つい、発達障がいのルイ君の様子を、主に話してしまいます。
そんな些細なことでも、もしかしたらK君は傷ついているかもしれません。
そんなことに思いを巡らせ、ケン君とのレッスンを、
今以上に大切にしていかなければ~と強く思っています。