ダイスケ君(小1)のレッスンの時のことです。
その日は、結構暑かったし、
夏休みが明けたばかりで、
ダイスケ君は、疲れていたのです。
レッスン室に入るなり
「今日は、先生とお話しだけする。
ピアノはしない。」
と宣言する程でした。
「分かった。今日はお話しだけにしよう。」
と私も言っていたのですが、
話をするうちに、
ダイスケ君も 段々元気になってきたので、
やはり、ピアノにも向かわせる事にしました。
でも、どうしても集中力が途切れてしまいます。
「疲れたの。」と言ったり、
全然関係無い話をしたりして、
一向に集中出来ません。
そう言えば、その日の生徒さん達は、
みんなそんな感じでした。
涼しくなったり暑くなったり、
そして何より夏休み明けは、
みんなが疲れているのです。
なので、私は思い付いて
「あっ、エガオの山本先生ですか?
はい、今、ダイスケ君のレッスン中なのですが、
結構、頑張っていますよ。」
と、電話をしているふりをしました。
エガオの山本先生とは、
ダイスケ君が通っている療育の先生です。
ダイスケ君は、ビックリした顔をしました。
「ららみ先生、山本先生と喋っているの?」
「うん、そうだよ。
山本先生が、ダイスケ君のピアノが聴きたいって。
ちょっとだけ聴かせてあげる?」
「うん、分かった。」
そう言って、ダイスケ君は、
右手を集中して弾きました。
私は再び、山本先生と喋るふりをして
「そうなんですよ。
結構、正確に弾くのです。
ダイスケ君、頑張っていますよ。」
と言いました。
ダイスケ君は
「山本先生、何て言ってたの?」と聞きました。
「ダイスケ君は、正確に弾きますね、と褒めていたよ。」
と私は答えました。
ダイスケ君は、凄く嬉しそうでした。
それから暫くは、弾く度に
エガオの山本先生と交信しつつ?
何とか、レッスンを乗り切りました
ダイスケ君は、エガオの山本先生が大好きなので、
嬉しい気持で練習が出来たのでしょう。
私も、女優になりきりましたし(笑)
そして何より、
ダイスケ君が、純粋だから出来たことでした。
改めて、ダイスケ君は
可愛くて本当に良い子だな~と
感動しました。
そして、今回味をしめたので?
時々は、この手で行こうと思ったのでした (^ ^)
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