ヨウ君(高1)は、
幼稚園の頃に、ASDと診断されました。
私の処に入門した時は5年生でしたが
その頃は、非常に繊細な少年で、
「毎日 練習出来ませんでした」
と言っては泣き、
「先生、先週と言っている事が違います」
と言っては泣き。。。
とにかく、涙、涙のレッスンでした。
また、「楽譜を忘れました」と言って泣くので
バッグの中を見たら
楽譜が逆さまに入っていました。
そう、楽譜が
いつもと違う入れ方がしてあっただけで、
楽譜を楽譜と認識出来ないような。。。
そんなお子さんだったのです。
ところが今はどうでしょう。
中学に入って、
普通学級で学ぶようになってからは、
メキメキと学力を伸ばし、
入学した中堅の高校でも
数学が得意なヨウ君は、
学友達にも一目を置かれ、
学校生活も順調のようです。
中学1年生の頃までは一方的な会話、
つまり、私が質問してヨウ君が答える~
と言った感じの会話しか出来なかったのが
徐々に徐々に
コミュニケーション能力が向上し、
今では、会話も弾むようになりました。
先月、私が怪我をした時も、
「先生、大丈夫ですか? もう治ったのですか?」
と心配してくれましたし、
すっかり礼儀正しい高校生になりました。
勿論、もう泣いたりはしません。
先日、お母様に
「ヨウ君、本当に大人になりましたね。
礼儀正しいし、成績も良いし、
理想的な高校生ですね。」
と伝えましたら
「おかげさまで、本当に成長しました。」
と、とても喜んでいらっしゃいました。
子供の成長は著しく、
想像を超える事も多々あります。
その成長を、長い期間 見守る事が出来る
ピアノ教師という仕事は、
なんて幸せなのだろう
と、しみじみ思います。
お願いです
習い事をさせる事に対して
躊躇している多くのお母様達に
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