マサ君(特別支援校・高3)は最近、
King Gnuの名曲【白日】を練習しています。
マサ君も嬉しいのでしょう、
自宅で練習する前には必ず
「今から白日を練習します。」とLINEが来るのです。
わざわざ「白日を練習」と書くところに
マサ君の嬉しさが滲み出ているようです。
さて、先日のレッスンの時、
マサ君は、どうしても両手で弾けない箇所がありました。
するとマサ君は、「もう弾けません」と
マサ君には珍しくイライラした口調で言いました。
「そうなのかな?
マサ君なら出来ると思うんだけど?」
「もう無理です。」
「だったら今から5回、先生と一緒に頑張りましょう。」
「いやです。もう帰ります。」
「あら~帰るの?」
「帰ります。」
「そうなんだ。
だったら帰っても良いけど、
帰る前に、左手を5回だけ弾いてみてくれないかな?」
「。。。。。」
「さっきね、ルイ君が来たんだけど、
ルイ君は5回練習したよ~」
「。。。。。」
ルイ君は、特別支援校の高校1年生。
マサ君の2つ後輩にあたります。
「マサ君は先輩なのに、5回やらないの?」
「僕は6回やります。」
「えっ?ほんと?さすが先輩ですね。」
「はい。」
そんな会話を交わした後、
ルイ君は左手の練習をしました。
そして、6回目を弾きながら
「僕は7回やります。」と言ったのです。
「えっ?ほんと?」
「本当です。」
「それは素晴らしいですね。」
「はい。」
そう言って、マサ君は左手を7回弾きました。
左手がスムーズに弾けるようになり、
両手で弾けなかった箇所は、無事に弾ける様になりました。
「マサ君、凄いですね」
「はい、凄いです。」
「よく頑張りましたね。」
「はい、頑張りました。
僕は先輩なので頑張りました。」
「あぁ、先輩だから頑張ったのですね。」
「はい。」
レッスンの時、
「◯◯さんは頑張っていますよ。」と言うのは、
実は禁句だったりします。
人と比べられるのは、誰しも嫌でしょうから。
しかしマサ君の場合、
「僕はルイ君の先輩」という意識が強いので、
今回は、こんな作戦を使ってみました。
たまに使うと、うまくいく場合があります。
奥の手ですね。
お願いです
習い事をさせる事に対して
躊躇している多くのお母様達に
このブログを読んで頂きたいと願っています。
ランキングが上がると多くの方の眼に留まります。
ポチッと押して応援してくださいね~
↓ ↓ ↓