昨日は親戚の法事があり、
レッスンをお休みさせて頂きました。
法事も無事に終わり、
ホッとしていたら、携帯の電話が鳴りました。
見ると、マサくんからでした。
「マサ君?どうしたの?」
「先生、ピアノは? ピアノは?」
「あれ? 今日のピアノはお休みですよ。」
「僕、来ました。」
「えっ? 先生のお家まで来ちゃったの?」
「はい、来ちゃいました。」
「ママは?」
「ママは居ません。」
え~っ どうしよう。。。
「ママに電話できますか?」
「はい、できます。」
「先生が電話しようか?」
「僕がします。」
「そう? もうすぐママは戻って来ると思うけど、
念の為に電話してね。」
「はい、電話します。」
「動かないでね。」
「はい。 あっ、ママが見えました。」
「ホント?」
「はい、見えました。」
マサ君のお母さんは、
マサ君を私の家の前で降ろした後、
すぐ傍のコンビニで飲み物を買うのが習慣のようです。
なので、5分程したら再び戻って来るのを知っていました。
それでも、マサ君はパニックになったりしないかな?
泣いて道路に飛び出したりしないかな?
私は気が気じゃありませんでした。
少しして、私はマサ君に電話しました。
「マサ君、ママに会えましたか?」
「はい、会えました。」
「今はママの車の中ですか?」
「はい、ママの車の中です。」
「あ~良かったね。先生、安心しました。」
「安心しました。」
「教室の玄関に鍵がかかっていても
パニックになったりせず、
落ち着いて先生に電話するなんて本当に素晴らしいです。」
「ありがとうございます。」
「さすが高校生ですね。」
「ありがとうございます。」
その後、お母様からLINEが来ました。
「勘違いして教室へ行ってしまいました。
すみませんでした。」
このように、お休みであってもレッスンに来る人が
マサ君のママに限らず結構居るのです。
毎週◯曜日にピアノのレッスンに行く~
その事が習慣になると、無意識に来てしまうのだと思います。
それにしても今回のマサ君の対応は、
本当に素晴らしかったです。
パニックにもならず、
ママを追って道路に飛び出したりもせず、
落ち着いて先生に電話したのですから。
私は、本当に感動しました。
マサ君、本当に素晴らしいわ
自閉症の場合、
いつもと違う事に遭遇する事が何より苦手です。
マサ君も、以前は、
私が少し違った言い方をしただけで混乱していました。
成長して、そのような特性も緩和されてきたのでしょうか。
あと、外出先で困ったことがあったら、
ママか先生に電話するように、指導されているのかもしれません。
生きて行く上の様々な方法を、
学校や御家庭で学んだ成果だと思います。
マサ君は、来年、高等部を卒業します。
少しずつ大人になってきているマサ君。
そんなマサ君の成長を目の当たりにして、
心が暖かくなりました。
お願いです
習い事をさせる事に対して
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