先日の夕方、ダイスケ君(小4・発達性協調運動障がい)から電話がありました。
「ららみ先生、僕のピアノを聴いてください」
ダイスケ君は そう言うと、
YouTubeを見て覚えた曲を、何曲か披露してくれました。
「あらぁ、ダイスケ君、素晴らしいですね。」
「はい、動画を見ながら頑張りました。」
「最近、レッスンはお休みしているけど、
ダイスケ君は、ピアノの練習は頑張っているのですね。」
「はい、頑張っています」
ダイスケ君は、12月のレッスンはお休みでした。
御家族の都合で、レッスンに来る事が出来なかったのです。
「あっ、そうだ
僕、今から ららみ先生の家に行きます」
「えっ?そうなの?」
「今から僕が運転して、ららみ先生の家に行きますから待っていてください。」
あっ、ダイスケ君の好きな空想ね
すぐにそう思った私は、
「そうなの? 気をつけてきてね。」と言いました。
「先生、今、◯◯川を渡りました。」
「◯◯◯公園の横を通りました。」
ダイスケ君は、次々と場所の名前を言います。
「だったら、あと40分位で ららみ先生のお家に着きますね。」
「はい。40分位で着きます。」
そう、ダイスケ君の家から私の家は、凄く遠いのです。
すると 直ぐに
「先生の家の傍のコンビニの前を通っています。」とダイスケ君が言いました。
「えっ?◯◯◯公園から、随分速く着きましたね。」
「はい、飛ばしたので、早く着いたんです。」
「それは飛ばし過ぎましたね~」
「あっ、今、右に曲がりました。もうすぐ ららみ先生の家です。」
「えっ?もう着いたのですか?
ダイスケ君の家から、3分で着いちゃいましたね。」
「今、バックで駐車します。 先生、待っていてください。」
。。。こんな感じで、ダイスケ君の空想は続きました。
ダイスケ君、空想の中でもレッスンに来てくれてありがとう
ららみ先生も、すごく楽しかったよ
今年も楽しくレッスンが出来て幸せでした。
来年も、その先も、ずっとピアノを教えていけたら幸せです。
皆さまには、今年も読んで頂き ありがとうございました。
それでは、佳いお年をお迎えくださいね