昨日はヨウ君(中2・アスペルガー児)のレッスンでした。
常に控えめだったヨウ君も、中学2年生になり、
随分と頼もしくなってきたようです。
会話も上手になって、私とも雑談で盛り上がるようになりました。
中学生になったことを切っ掛けに、随分と成長したヨウ君ですが、
ここ最近、益々成長したように思います。
ヨウ君は最近、ピアノが上手になりたい~と強く思っているらしく、
その事は、お母様からもうかがっていました。
なので、私からも
「ヨウ君、最近ピアノの練習を頑張っているんだって?
お母さんが褒めていたよ。」
と聞いてみました。
「はい、頑張っています。」とヨウ君。
「何か、弾きたい曲とかあるの?」
「はい。」
「何が弾きたいの?」
「米津玄師の檸檬とか弾きたいです。」
「ああ、良い曲だもんね~」
「はい。」
「でも、檸檬の良さが分かるなんて、ヨウ君は大人ですね。」
「そうですか。」
「うん、さすが中学生だな~と思ったよ。
米津玄師の曲の良さは、子どもには分からないもの。」
私がそう言うと、ヨウ君は、少しはにかみながら頷きました。
「じゃあ、今回は、発表会の曲を決めちゃったけど、
次の次の発表会は、ヨウ君が好きな曲、弾きたい曲を、
自分で決めて貰おうか?」
「マジっすか?」
「うん、マジっす(笑)」
私がそう言うと、ヨウ君は、本当に嬉しそうに笑いました。
ヨウ君は、ピアノを習い始めて3年半。
感受性が強すぎて、すぐに涙を流していた頃が、遠い昔のようです。
幼かったヨウ君が、こんな風に成長していく様子を身近に見られて、
ピアノの先生って幸せだな~と思います