そろそろ、発表会の準備を始めています。
マサ君(特別支援中2)にも、発表会で弾く曲を準備して、練習を始めました。
マサ君が次回の発表会で弾く曲は、中学生らしく大人っぽい曲で、
「タタータ」といった、シンコペーションのリズムが入ります。
それに、ト短調の曲なので、♭が付きますし、
その他にも、臨時記号が随所に出て来て、かなり難しいのです。
まず、右手の一部分を、ゆっくり弾かせました。
最初は、なかなか難しく、何度やってもうまくいきませんでした。
ところが、何度も弾くうちに、完璧に弾けるようになりました
「マサ君、凄いです完璧に弾けましたね
」と私が言うと
マサ君は得意そうなお顔で
「はい参りました
」と言いました。
えっ?参りました?何で?と思いましたが、私はすぐにピンときました
きっと何かが上手に出来る度に、支援校の先生が、
【参りました!】と言って褒めているのでしょう。
そう確信したので、
「マサ君が、完璧に弾けたので、ららみ先生も参りました」
と言うと、マサ君は満足そうに笑ってくれました。
支援学校は楽しいですと云うマサ君。
レッスンの合間にも、楽しい学校生活が連想されて、
マサ君は、多くの先生達に可愛がられているんだな~と、
しみじみ嬉しくなったのでした。