車椅子に乗せられ、救急外来。心電図だ、採血だ、「意識はありますか?」「何を食べましたか?」と大騒ぎ。
「痛い、痛みさえ止めてくれれいい」と訴えるも、保険証は?、家族は?
仕事は?病歴は?との質問攻め……。質問されるのは当たり前なのですがね。
そのうち、看護師さんの一人が、「校長先生!?」と。
「そうです、校長です!」と答える。
背広の上着までビチャビチャになるほどの汗……。
間もなく、ものすごい吐き気がして…………。
すっかり良くなりました。痛みも嘘のように消えてしまったのです。
冷静になり、「大丈夫です。帰れます。」と言ってみたものの、許されるはずもなく、「尋常な状況ではありません」と説明され、CTへと。
人が変わる度に、「造影剤は大丈夫ですか?」とのべ10回聞かれながら、CTのトンネルの中へ。
結果は、胆石があること(これは経過観察中なので知っていた)、イレウスにはなってなかった。とりあえず、何もなし。
「帰りたい」と医師に告げるが、「原因がはっきりしないから、1日入院して経過をみたい」と。
「結構です。大丈夫です。」と答えるが許してくれない。
「大丈夫」と繰り返しているうちに、医師も「妻に説明してから」と妻の到着を待つことに。
11時ころに妻が来て、説明があって、「どうしますか?」と医師。
「本人が帰ると言ってますので」と妻。
「今晩、何かあっても責任はもてませんよ」と医師。
「自分の命は自分で責任をとります。病気で死ぬのではなく、寿命で死ぬと思っていますから。」と、いねむり先生の言葉を借りた。
平成12年、修学旅行の引率の間近にイレウスになって、病院のベットから学校に向かった時も、医師が妻に「どうしますか?」と聞いて、妻が「本人が行くと言っていますから」と答えた、その時のことを思い出した。
帰りの車の中、妻と「胆石発作だろう」というのが結論。1週間くらいの余裕のある時に切ったほうがいいねというのが見解。
13時半!終業式の校長講話を終了!
大騒ぎをして、わがままを言って、皆さんに迷惑をかけました。心からお詫び申し上げます。医師や看護師さんとって、「ダダをこねる」嫌な患者だったと思います。ごめんなさい